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しまなみ海道(尾道側)で子連れにおすすめの宿22選|向島へ渡る船は2つで、抱っこの子の料金は運賃表にない

尾道の坂道の石段と瓦屋根、海峡を行く渡船 中国・四国
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尾道から島へ出かける家族が最初に決めるのは、宿ではなく渡り方です。向島までは船、そこから先は橋、百島だけは橋がなく船だけ。渡り方が変わるたびに子どもの料金の決め方も入れ替わり、船では「小学生以下」という学年の線、別の船では「6歳以上12歳未満」という年齢の線が使われています。

この記事では、広島県尾道市の4島——向島・因島・生口島(瀬戸田)・百島にある宿22軒を、どの島にあるか・子どもの条件がどう書かれているか・船と橋とバスのどれで行くかの3つで並べます。瀬戸田の一棟貸しに泊まりたい家族にも、向島に泊まって渡船で尾道の街へ通いたい家族にも、船でしか行けない百島まで足を延ばしたい家族にも選べるようにしました。

もうひとつ押さえておきたいのが、尾道市では施設ごとに別の条例が子どもの線を引いていることです。「大人」が始まるのは12歳からなのか19歳からなのかが施設によって変わり、少なくとも7通りの線が並んでいます。同じ家族が同じ日に動いても、乗り物と施設で「子ども」の範囲が変わるので、どこで何歳が境目になるかは記事の後半でまとめて見られるようにしました。

  1. 尾道側しまなみ海道の子連れ向け22軒|島・子どもの条件・行き方
  2. 向島へ渡る船は2つ。幼児の運賃はどの面にも書かれていない
    1. 尾道市の航路一覧に載っている向島行きは2航路だけ
    2. 幼児とベビーカーの行は、公開されている4つの面のどこにもない
    3. 市が運航する渡船には、ベビーカーの金額が条例に書かれている
  3. 島をつなぐ橋と、船しかない島
    1. 自転車で渡れる橋と、自転車では入れない橋
    2. 因島大橋は原付と、生口橋は歩行者と混ざる
    3. 百島には橋がなく、生口島と因島へは船でも近づける
  4. 子ども用自転車は尾道側の5拠点すべてで借りられる
    1. キッズバイクは尾道側の5拠点すべてにある
    2. 身長の数字が書いてある店では、乗り捨てができない
    3. うしろに乗せる子の線は「小学校就学の始期に達するまで」
    4. ヘルメットは貸し出されるが、かぶらせるのは努力義務
  5. 路線バスと、季節だけ走る船
    1. おのみちバスは、無賃の範囲と運賃の区分が別々に決まっている
    2. 尾道から今治へ、通しの乗継乗車券はない
    3. 自転車を積める船が、秋の土日だけ走る
  6. 4島の施設で、子どもの料金はどう決まっているか
    1. 耕三寺は同じ敷地のなかで線が2本ある
    2. 平山郁夫美術館はベビーカーを貸し出している
    3. 因島水軍城は、期間によって大人の料金が2段ある
    4. 海とプールが開くのは、夏の決まった期間だけ
    5. 温室に入れるかどうかは、面によって書き分けられている
  7. 尾道市の条例は「大人」の始まりを7通りに分けている
    1. 「大人」の始まりは12歳から19歳までのあいだに分かれている
    2. 条例の金額は上限で、窓口の額は運営する側が決める
    3. 入湯税は12歳で切り替わる
  8. 宿の子どもの線は、宿ごとにばらばら
    1. 宿が引いている線は6通りある
    2. 「書かれていない」宿は、性質が2つに分かれる
  9. 生口島・高根島(瀬戸田)の10軒|一棟貸しとグランピングが集まる島
    1. 1. Azumi Setoda|約140年の邸宅をそのまま使った宿で、朝食が子どもの年齢で分かれる
    2. 2. yubune|銭湯が併設された姉妹施設で、添い寝は1室に幼児1名まで
    3. 3. LIT SHIMANAMI|ドームテントとコテージが並ぶ、小学生まで客室料金がかからない宿
    4. 4. アグリート島時間|サンセットビーチまで徒歩1分の菜園付きコテージ
    5. 5. 一棟貸しコテージ Sunset-Village|棟ごとに性格が違う4棟から選べる
    6. 6. LEMON FARM GLAMPING しまなみ|レモンの持ち帰りは大人の人数で数える
    7. 7. 島宿NEST 別邸 平田さん家|寝室3部屋の120平米を家族だけで使える
    8. 8. サイクルゲストハウス汐風|自転車を客室に持ち込める、7歳以上と泊まる宿
    9. 9. 住之江旅館|海側の和室10畳に大人4名まで入れる
    10. 10. 旅館 つつ井|ベッドを入れた和室がそろい、全室がバス・トイレ付きで禁煙
  10. 向島の6軒|渡船で尾道の街と行き来できる島
    1. 11. 尾道やすらぎの宿 しーそー|条件を2つ書いている宿で、展望浴場から尾道水道を見渡せる
    2. 12. PREMIUM O2stay citrus onomichi|76平米の一棟貸しで、小学生以下の宿泊に料金がかからない
    3. 13. 尾道stay 源 -MINAMOTO-|最大19名の一棟貸切と、布団を3枚敷ける和室
    4. 14. 河野温泉|しまなみ海道の最初の島にある、和室中心の温泉宿
    5. 15. シーサイドホステル LightHouse|50平米の部屋があり、連泊で長く使える
    6. 16. Seaside Villa SEEN|因島大橋を望む60平米のヴィラ
  11. 因島の4軒|子どもの条件が書かれているのは1軒だけ
    1. 17. ホテル いんのしま|小学生はお子様膳、幼児はお子様ランチと分けて書いている
    2. 18. ナティーク城山|土生町の海沿いにあり、朝夕2食付きで泊まれる
    3. 19. ホテルPG III|全11室で、無料駐車場にマイクロバスまで入る
    4. 20. 民宿満寿美荘|和室6帖の民宿で、食事のプランが3通りに分かれる
  12. 百島の2軒|橋がなく、船の便が行程を決める島
    1. 21. 瀬戸内ヒトツル 離れ|未就学児の宿泊に料金がかからない一棟貸し
    2. 22. 瀬戸内隠れ家リゾート|250平米の棟から36平米のグランピングまで選べる
  13. 予約の前に確認すること
    1. 年齢の下限は、空室検索ではなくプラン文で決まる

尾道側しまなみ海道の子連れ向け22軒|島・子どもの条件・行き方

22軒がどの島にあり、子どもの条件がどう書かれていて、どうやって行くことになるかを先に並べます。生口島(瀬戸田)が10軒、向島が6軒、因島が4軒、百島が2軒という内訳です。子どもの条件の列は宿の予約ページにある表記で、空欄を埋めずに「記載なし」のまま載せています。

宿名島子どもの条件(宿の表記)行き方
Azumi Setoda生口島「小学生(6歳以上12歳以下)」尾道から船、または橋で2島越え
yubune生口島「1室につき幼児1名まで添い寝可能」尾道から船、または橋で2島越え
LIT SHIMANAMI生口島「小学生まで客室料金無料」尾道から船、または橋で2島越え
アグリート島時間生口島「添い寝のお子様は人数に含みません」尾道から船、または橋で2島越え
一棟貸しコテージ Sunset-Village生口島「【小学生以下半額】」尾道から船、または橋で2島越え
LEMON FARM GLAMPING しまなみ生口島「小学生・未就学児含まず」(レモン)尾道から船、または橋で2島越え
島宿NEST 別邸 平田さん家生口島「2歳未満の幼児は無料です」尾道から船、または橋で2島越え
サイクルゲストハウス汐風生口島7歳以上が対象(宿の案内)尾道から船、または橋で2島越え
住之江旅館生口島記載なし尾道から船、または橋で2島越え
旅館 つつ井生口島記載なし尾道から船、または橋で2島越え
尾道やすらぎの宿 しーそー向島「5才以下(未就学)のお子様・添寝無料」尾道から渡船で4〜5分
PREMIUM O2stay citrus onomichi向島「小学生以下無料!」尾道から渡船で4〜5分
尾道stay 源 -MINAMOTO-向島「小さいお子様の添い寝にも」尾道から渡船で4〜5分
河野温泉向島「添い寝無料」(年齢の記載なし)尾道から渡船で4〜5分
シーサイドホステル LightHouse向島記載なし尾道から渡船で4〜5分
Seaside Villa SEEN向島記載なし尾道から渡船で4〜5分
ホテル いんのしま因島「小学生/お子様膳」「幼児/お子様ランチ」向島から橋、または尾道から船
ナティーク城山因島記載なし向島から橋、または尾道から船
ホテルPG III因島記載なし向島から橋、または尾道から船
民宿満寿美荘因島記載なし向島から橋、または尾道から船
瀬戸内ヒトツル 離れ百島「未就学児のお子様は無料でご宿泊いただけます」尾道から船のみ(橋なし)
瀬戸内隠れ家リゾート百島記載なし尾道から船のみ(橋なし)
尾道側しまなみ海道の宿22軒の島・子どもの条件・行き方
この記事で紹介している宿一覧
この記事で紹介している宿
ホテル・宿名 写真 参考価格 予約サイト レビュー 住所 アクセス 公式説明
Azumi Setoda
63,973円〜 ★4.8 (22) 広島県 尾道市瀬戸田町瀬戸田269 広島空港からお車にて約60分 / 瀬戸田港より徒歩2分 しまなみ海道の中央に位置する生口島、瀬戸田の築約140年の豪商・堀内邸を引き継ぎ昨年3月1日に開業。
yubune
20,698円〜 ★4.5 (25) 広島県 尾道市瀬戸田町瀬戸田269 広島空港からお車にて約60分 / 瀬戸田港より徒歩2分 港町の銭湯と旅籠。Azumi Setoda の向かい。 いいお湯、沸いてます。
LIT SHIMANAMI
16,300円〜 ★3.8 (7) 広島県 尾道市瀬戸田町宮原1509-9 尾道駅よりお車で約35分 生口島の自然に囲まれて非日常を楽しむ。
アグリート島時間
11,745円〜 (3) 広島県 尾道市瀬戸田町垂水1501-1 アグリート島時間 安芸幸崎駅から車で1時間約6分  
一棟貸しコテージ Sunset-Village
— ★4.2 (42) 広島県 尾道市瀬戸田町福田535-1 尾道駅よりお車で40分、瀬戸田港から徒歩13分 一棟貸しコテージ 旅とも違う、日常とも少し違う、思い思いのこころを感じる時間をお過ごし下さい。
LEMON FARM GLAMPING しまなみ
16,800円〜 ★4.5 (39) 広島県 尾道市瀬戸田町荻24985-1 広島方面から:西瀬戸自動車道「生口島北IC」より13分、 愛媛方面から:西瀬戸自動車道「生口島南IC」より5分 【愛犬OK】瀬戸内海の絶景を独り占め!全室オーシャンビュー!プライベートに楽しむグランピングリゾート
島宿NEST 別邸 平田さん家
— — 広島県 尾道市瀬戸田町瀬戸田524-2 安芸幸崎駅より車で1時間4分 生口島しおまち商店街。昭和レトロな一棟貸しで、まるで暮らすような島時間を。家族・友人と日常を満喫。
サイクルゲストハウス汐風
4,000円〜 ★4.2 (38) 広島県 尾道市瀬戸田町林1286-11 尾道駅よりお車にて約40分 しまなみ海道の生口島にある自転車と泊まれるサイクリスト向けゲストハウスです!
住之江旅館
23,265円〜 ★4.5 (200) 広島県 尾道市瀬戸田町瀬戸田264-3 JR新尾道駅よりバス40分/山陽道福山西ICよりしまなみ海道経由、生口北ICから10分/三原港より高速艇で25分 オーシャンビューの客室からは瀬戸内海が一望、広い日本庭園と、しまなみの美味しい料理をご堪能ください。
旅館 つつ井
— ★4.2 (209) 広島県 尾道市瀬戸田町瀬戸田216 尾道駅より船40分/三原駅より船25分/山陽自動車 福山西ICよりしまなみ海道生口島北ICを経て10分 明治43年創業、生口島の老舗旅館。平山郁夫画伯ゆかりの宿です。名物レモン風呂と海の幸が自慢です。
尾道やすらぎの宿 しーそー
6,800円〜 ★4.8 (95) 広島県 尾道市向島町84-2 JR尾道駅より商店街を徒歩で約10分、「尾道渡船」で3分、当館入口ゲート(駐車場)から玄関までは海抜16mの徒歩登りです 目の前に広がる尾道の絶景をお楽しみください☆特におすすめは夜景!水面に映る街灯りが幻想的です。
PREMIUM O2stay citrus onomichi
13,688円〜 — 広島県 尾道市向島町5617-50 PREMIUM O2stay citrus onomichi 尾道駅から徒歩で16分 しまなみ海道沿いの貸切宿。テントサウナと酸素BOXで心身を整え、シアターで寛ぐ贅沢な滞在をどうぞ。
尾道stay 源 -MINAMOTO-
41,000円〜 ★4.9 (11) 広島県 尾道市向島町5534-60 【公共交通機関】JR尾道駅前から渡船5分+徒歩1分 【お車】尾道大橋ICより10分 【元割烹を一棟貸切】家族も仲間も最大19名で。広々キッチンとキッズ&ハンモックルームのある島の宿
河野温泉
6,600円〜 ★3.9 (92) 広島県 尾道市向島町843-6 車…尾道大橋より約5分/フェリー(尾道→向島)…5分※目の前のフェリーは6:30~20:00 日曜休み しまなみ海道で尾道から初めに経由する向島の宿。豊富なラドンを含んだ尾道屈指の温泉と家庭料理をどうぞ
シーサイドホステル LightHouse
5,000円〜 ★4.6 (58) 広島県 尾道市向島町10399 尾道駅よりお車 尾道水道に面した絶景のホステル!全館新築で快適にお過ごしいただけます。
Seaside Villa SEEN
15,188円〜 — 広島県 尾道市向島町立花145 JR尾道駅よりお車で約30分 しまなみ海道「向島IC」より約10分 尾道向島の海一望サンセット絶景ヴィラ
ホテル いんのしま
8,800円〜 ★3.4 (266) 広島県 尾道市因島土生町平木288 尾道駅~バス因島行終点/山陽自動車道福山西IC~しまなみ海道経由、因島大橋北出口 瀬戸内海を一望 夕陽、朝日の美しさ 展望風呂 海の幸料理
ナティーク城山
— (15) 広島県 尾道市因島土生町2254-6 JR新尾道駅よりバス50分/三原港より高速船30分/山陽道 福山西ICより西瀬戸自動車道経由40分 村上水軍出城跡に船をイメージして建てられたホテル
ホテルPG III
8,352円〜 (1) 広島県 尾道市因島土生町1747-5 HOTEL PGIII 須波駅から車で54分 全11室の小規模ホテル。洗濯機や乾燥機完備で長期滞在も快適。駐車場は大型車も可、観光や出張に最適。
民宿満寿美荘
5,170円〜 ★3.0 (75) 広島県 尾道市因島田熊町4479-2 尾道駅よりバスにて40分(金山バス停下車) 満寿美荘は因島と生口島を結ぶ生口橋の因島南インターチェンジ、サイクリングロードの入口から程よく近く、多くの方にご利用いただいています。
瀬戸内ヒトツル 離れ
21,654円〜 — 広島県 尾道市百島町662-1 瀬戸内ヒトツル離れHITOTSURU HANARE 東尾道駅から車で約57分  
瀬戸内隠れ家リゾート
12,031円〜 (1) 広島県 尾道市百島町2586-22,2581-8 尾道駅前よりフェリーで約45分(高速船25分)※百島の港から宿までは車で約5分 瀬戸内海に浮かぶ尾道市の小さな離島・百島へ。趣きの異なる貸別荘で島のリゾートステイを満喫

※参考価格は1泊/1名あたり(税込・サ込)の目安です

表を縦に見ていくと、子どもの条件が書かれている宿は22軒のうち14軒で、残りの8軒はプラン文に年齢も学年も出てきません。島ごとの偏りも大きく、因島の4軒で条件が書かれているのはホテル いんのしまの1軒だけです。条件が書かれていない宿を落とすと因島が空いてしまうので、この記事では「記載なし」と明示したうえで載せています。

行き方の列は、そのまま行程の長さにつながります。向島なら尾道の桟橋から渡船で4分か5分、生口島の瀬戸田までは船で直行するか橋を2本渡ることになり、百島には橋がないので船の便が最後の制約になります。宿を決める前に、この列から見ていくと迷いません。

島ごとの内訳も先に見ておくと、候補の絞り方が決まります。

島この記事の軒数子どもの条件が書かれている軒数行き方
生口島(瀬戸田)10軒8軒尾道から船、または橋で2島越え
向島6軒4軒尾道から渡船で4〜5分
因島4軒1軒向島から橋、または尾道から船
百島2軒1軒尾道から船のみ(橋なし)
4島ごとの宿の軒数と子どもの条件が書かれている軒数

生口島は一棟貸しとグランピングが多く、向島は渡船で街と行き来できる位置が強みです。因島は条件が書かれている宿が1軒だけで、百島は船の便がそのまま行程を決めます。下の子が小さいうちは条件が書かれている宿から、自分で漕げる年齢になったらレンタサイクルの拠点が近い宿から見ていくと、候補が早く絞れます。

向島へ渡る船は2つ。幼児の運賃はどの面にも書かれていない

尾道側しまなみ海道の入口は向島です。ここだけは橋より船のほうが近く、尾道の桟橋から数分で着きます。まず何便あるのか、いくらかかるのか、そして赤ちゃんを抱いて乗るときにどうなるのかを順に見ていきます。

尾道市の航路一覧に載っている向島行きは2航路だけ

尾道市 港湾振興課の「航路と料金のご案内」(更新日2025年7月1日)が掲げている向島行きは、尾道(駅前)〜向島(富浜)と尾道(土堂)〜向島(兼吉)の2航路です。どちらも運航するのは「おのみち渡し船(株)」で、ページには「運賃は船でお支払いください。」と添えられています。かつて「尾道渡船株式会社」が運航していた兼吉渡しも、いまはこの社名で案内されており、尾道観光協会の面は駅前〜富浜を「旧 尾道駅前渡船」、土堂〜兼吉を「旧 尾道渡船」と書き添えています。

便の間隔と所要時間は、尾道観光協会の施設情報(最終更新日2025年4月1日)に載っています。駅前〜富浜は約12分間隔で所要5分、土堂〜兼吉は5〜11分間隔で所要4分。時刻表を見て待つ乗り物ではなく、桟橋に着いたら次の便に乗る感覚です。子どもが船に飽きる前に着くので、尾道の街に泊まって向島で遊ぶ、向島に泊まって尾道の街で食べる、というどちらの組み方もできます。

区分尾道(駅前)〜向島(富浜)尾道(土堂)〜向島(兼吉)向東(歌)〜浦崎(戸崎)
こども(小学生以下)50円50円90円
大人100円100円180円
自転車110円110円210円
小荷物(10kg以下)60円100円80円
おのみち渡し船3航路のこども・大人・自転車・小荷物の運賃

子どもの線は3航路とも「こども(小学生以下)」で、学年で切られています。航路によって基準が変わることはなく、変わるのは額だけです。自転車の額が人の運賃より高く見えるのは、人の分と自転車の分を足した合計が書かれているからで、尾道観光協会の面は自転車を10円と書き、備考に「自転車、乗用車などで乗船の場合は別途料金がかかります。」と添えています。

航路区分始発最終
向島(富浜)〜尾道(駅前)区分なし6:0622:10
向島(兼吉)〜尾道(土堂)平日6:0522:00
向島(兼吉)〜尾道(土堂)日祝6:0522:00
向東(歌)〜浦崎(戸崎)平日6:3019:30
向東(歌)〜浦崎(戸崎)日祝7:0018:00
尾道市の時刻表に載っている渡船3航路の始発と最終

気をつけたいのは向東(歌)〜浦崎(戸崎)で、日祝の最終が平日より1時間30分も早く締まります。土日に子連れで渡ると帰りの余裕が短くなるので、夕方の予定はこの便に合わせて組むことになります。年末年始は3航路とも12月28日から1月3日までが日祝の運航ダイヤで、向東(歌)〜浦崎(戸崎)は1月1日が運休です。なお尾道市の時刻表は「尾道発を基準としています。」と注記しており、始発と最終はこのPDF(作成日 令和7年10月10日)の数字を使っています。

通う人向けの回数券と定期券も、同じ運賃表に載っています。尾道(駅前)〜向島(富浜)と尾道(土堂)〜向島(兼吉)は、こども(小学生以下)の回数券(11枚綴り)が500円、大人が1,000円。こども(小学生以下)の1か月定期は1,800円です。島に親族がいて何度も渡る家族には効きますが、旅行で1往復するだけなら都度払いのほうが分かりやすくなります。向東(歌)〜浦崎(戸崎)の定期券と回数券は、区分ごとの額を桟橋の掲示で確かめてください。

幼児とベビーカーの行は、公開されている4つの面のどこにもない

赤ちゃんを抱いて渡船に乗るとき、いくら払うのかは公式の運賃表に書かれていません。尾道市が出している「運賃・料金一覧表」には、こども・大人・自転車・原付・車両・小荷物と17の区分が並んでいますが、「幼児」「未就学児」「○歳未満無料」という行はありません。尾道市の航路案内ページ、尾道港の時刻表、尾道観光協会の施設情報を見ても、同じく書かれていません。

見た面面の性質「幼児」の行「乳母車・手押車」の行
尾道市「運賃・料金一覧表」PDF料金の表そのものなしなし
尾道市「航路と料金のご案内」航路一覧と料金リンクなしなし
尾道市「尾道港定期航路時刻表」PDF時刻表と渡船情報なしなし
尾道観光協会「おのなび」観光協会の施設情報なしなし
向島行き渡船で「幼児」と「乳母車・手押車」の行を探した4つの面

ここで大事なのは、「無料と書かれていない」というだけで、「有料だ」という意味ではないことです。最後の答えになるのは乗り場の掲示です。一般旅客定期航路事業者には運賃・料金と運送約款を公示する義務があり(海上運送法第9条)、公示の実物は乗り場や営業所に貼られています。桟橋で確かめるのがいちばん確実で、当サイトではその掲示を読めていません。

ベビーカーも同じで、向島行きの2航路の運賃表には手押車・乳母車の行がありません。たたんで持ち込むなら小荷物に当たるのか、受託手荷物に当たるのか、それとも料金がかからないのかが、公開されている面からは読み取れません。幼児を連れて渡る日は、桟橋の掲示を見て乗る前に声をかけておくと落ち着きます。

同じ瀬戸内の直島と豊島へ渡る船でも、3社の運賃表にベビーカーの行がありませんでした。

直島・豊島で子連れにおすすめの宿27選|船で無料だった5歳が、島に着くとバス代を払う
香川県の直島と豊島で子連れの宿を選ぶなら、先に決まるのは渡り方です。島へ渡る船、島内の町営バス、レンタサイクルで子どもの線がどこで引かれるかを、両町の条例と事業者の記載からまとめました。アートの島の宿から豊島の一棟貸しまで、島ごとに並べています。

市が運航する渡船には、ベビーカーの金額が条例に書かれている

同じ尾道市の中でも、市が直接運営している渡船は条例で金額を決めています。因島重井町西浜から細島に至る航路で、別表にははっきりとベビーカーの行があります。

手押車 1台につき 90円 備考 乳母車を含む。

尾道市渡船条例 別表第1(第4条関係)2 受託手荷物、特殊手荷物、小荷物運賃表/尾道市例規集 内容現在 令和8年7月30日

この条例が対象にしているのは、市が運航している渡船だけです。向島へ渡る2航路や百島へ渡る船は民営で、この条例の適用を受けません。つまり「条例に行がある船」と「運賃表に行がない船」は、同じものを比べているのではなく、そもそも別の決まりで動いています。それでもベビーカーを押して桟橋に立つ家族にとっては、手押車に金額を決めている例が同じ市の中にあることと、向島行きの運賃表にはその行がないことの両方が、乗る前に声をかけておく理由になります。

この市営渡船は、子どもの線も条例に細かく書かれています。大人の定義に年齢と学年の両方が使われていて、12歳の小学6年生は小児の側に残ります。

大人 12歳以上の者(ただし、小学校に就学している者を除く。)

小児 1 小学校に就学している者 2 大人に同伴されず、又は団体として乗船する1歳以上小学校就学前の者 3 大人に同伴されて乗船する1歳以上小学校就学前の者であって、大人1人につき1人を超える者

尾道市渡船条例 別表第1(第4条関係)1 旅客運賃表/尾道市例規集 内容現在 令和8年7月30日
区分運賃条例の備考
大人150円12歳以上(小学校就学者を除く)
小児180円小学校に就学している者
小児280円同伴なし・団体の1歳以上就学前
小児380円大人1人につき1人を超える就学前
特殊手荷物 自転車80円1台につき
特殊手荷物 手押車90円1台につき(乳母車を含む)
市営渡船(因島重井町西浜〜細島)の大人・小児・手押車の運賃

市営渡船には割引の定めもあります。尾道市に住所があって満65歳以上であることを証する手帳等を持っている人は旅客運賃と受託手荷物運賃が割引になり(第7条)、団体で使う場合は5割以内で規則が定める割引率による減額(第6条第2項)。さらに第11条で、身体に重大な障害のある人や生活保護法の適用を受けている人について、市長が使用料を免除できると定められています。

読みどころは小児の3番目です。大人に同伴されて乗る1歳以上就学前の子どものうち、「大人1人につき1人を超える者」が小児に当たると書かれているので、大人1人につき1人目の未就学児は大人の行にも小児の行にも当たりません。条例に「無料」という語はないため、ここは「どの区分にも当たらない」と読むところまでになります。1歳未満の子どもは別表に出てきません。

島をつなぐ橋と、船しかない島

向島から先は橋でつながります。ただし尾道と向島のあいだの橋は自転車で渡れず、百島には橋そのものがありません。どの島へどうやって入るかを、橋・船の順に整理します。

自転車で渡れる橋と、自転車では入れない橋

しまなみ海道の橋には自転車と歩行者が通る道が併設されていますが、尾道と向島をつなぐ2本の橋は事情が違います。道路を管理している本州四国連絡高速道路(JB本四高速)の案内がはっきり書いています。

(注) 新尾道大橋には原付道・自転車歩行者道がありません。また、 尾道大橋(国道317号) は道幅が狭く交通量も多いため、渡船のご利用をおすすめします。

<注意!>向島IC(高速道路入口)からは、原付・自転車・歩行者は進入できません。

JB本四高速 公式サイト「原付道・自転車歩行者道」/2026年10月4日確認

つまり、自転車で尾道から向島へ渡る道は橋ではなく船です。尾道大橋は広島県に移管されて平成25年4月1日から通行料がかからなくなっており、車で渡れます。それでも道路管理者が渡船をすすめている以上、子どもと走る日は最初の1区間を船で越える前提で考えることになります。

尾道大橋について、広島県のページは「広島県道路公社が管理していた尾道大橋有料道路は,料金徴収期間の満了に伴い,本県へ移管され,平成25年4月1日午前0時から無料通行が可能となりました。」と書いています。車で渡るぶんの通行料はここで終わっているので、島へ車で入る家族が橋のために払うのは、向島から先の高速道路の区間だけになります。

向島から先の橋では、自転車の通行料が2028年3月31日まで無料になっています。JB本四高速の「しまなみサイクリングフリー」という制度で、利用にあたっての手続きは要りません。歩行者の通行料も無料です。いっぽう原動機付自転車と、電動キックボードなどの特定小型原動機付自転車はこの制度の対象外で、通行料がかかります。原付で渡る場合の回数券は、千光寺山ロープウェイ乗り場・尾道駅観光案内所・瀬戸田町観光案内所などで500円(50円券10枚綴り)で売られています。

橋つなぐ区間軽車両等の通行料自転車・歩行者の道
新尾道大橋尾道〜向島—なし(原付道もなし)
尾道大橋(国道317号)尾道〜向島—道路管理者は渡船をすすめている
因島大橋向島〜因島50円あり(原付と混在)
生口橋因島〜生口島50円あり(歩行者と混在)
尾道側の4つの橋の通行料と自転車・歩行者の道

因島大橋は原付と、生口橋は歩行者と混ざる

尾道側から走ると、2本続けて混ざる相手が入れ替わります。最初に渡る因島大橋では横を原付が走り、次の生口橋では自分が歩行者を追い越す側になります。JB本四高速は橋をグループに分けて、それぞれの通り方を書いています。

原付と自転車が混在して通行する橋梁区間( 因島大橋、大三島橋、伯方・大島大橋 )については、道路の左側を一列通行し、法定速度を特に厳守してください。

自転車と歩行者が混在して通行する橋梁区間( 生口橋、多々羅大橋、来島海峡大橋 )については、歩行者優先で通行してください。

JB本四高速 公式サイト「原付道・自転車歩行者道」/2026年10月4日確認
橋混ざる相手通行の決まり
因島大橋原付道路の左側を一列通行・法定速度厳守
生口橋歩行者歩行者優先
因島大橋と生口橋で自転車が混ざる相手と通行の決まり

子どもを前に走らせるか後ろにするかは、橋ごとに変えることになります。各橋から一般道へ下りる坂は勾配が急だとしまなみジャパンも案内しているので、橋を降りたところで一度止まる場所を決めておくと行程が組みやすくなります。

百島には橋がなく、生口島と因島へは船でも近づける

百島は尾道市の島ですが橋がつながっておらず、行き方は備後商船の船だけです。そして運賃の子どもの線が、渡船とは別の切り方になっています。渡船が「小学生以下」という学年で切るのに対し、備後商船は年齢で切ります。

区間大人運賃小人の決め方
尾道港 ⇄ 福田港(百島)780円6歳以上12歳未満は半額
尾道港 ⇄ 満越港(百島)680円6歳以上12歳未満は半額
歌港 ⇄ 福田港(百島)370円6歳以上12歳未満は半額
満越港 ⇄ 福田港(百島)200円6歳以上12歳未満は半額
尾道港 ⇄ 歌港/戸崎港480円6歳以上12歳未満は半額
特殊手荷物 自転車140円運転者の運賃は別途
備後商船の百島・歌・戸崎への大人運賃と小人の決め方

1歳以上6歳未満の子どもは、大人に同伴されて乗る場合は1人が無賃で、1人を超えるときは1人につき大人運賃の半額。大人に同伴されず団体として乗る場合は半額です。端数は10円未満を切り上げます。この表で最も下の区分が「1歳以上6歳未満」なので、1歳未満の運賃は備後商船の運賃表にも書かれていません。ベビーカーは特殊手荷物の欄に自転車・原動機付自転車・自動二輪車だけが並んでいて、こちらにも出てきません。

百島に着いてから島内を動くときは、市が走らせている定期輸送車があります。こちらは条例に未就学児の扱いが明記されています。

定期輸送車に乗車しようとする者は、別表第2に定める運賃を支払わなければならない。ただし、当該年度における年齢が75歳以上の者については、乗車区間にかかわらず30円とするほか、乗客の同伴する未就学児については、乗客1人につき1人を無料とする。

尾道市百島町定期輸送車の運行及び管理条例 第4条第1項/尾道市例規集 内容現在 令和8年7月30日

同じただし書きは因島の定期輸送車の条例(尾道市因島定期輸送車の運行及び管理条例 第4条第1項)にもあり、同伴する未就学児1人を無料とする点は両島で同じです。違うのは年齢が高い側で、百島の条例には「75歳以上は30円」があり、因島の条例にはありません。別表第2の備考は小児(小学生以下の者)の運賃を半額とし、10円未満の端数を10円単位に切り上げると定めています。

生口島の瀬戸田と因島へは、瀬戸内クルージングの船でも近づけます。尾道〜瀬戸田が大人1,500円・小人750円、尾道〜重井東(因島)が大人800円・小人400円で、どちらも2025年4月1日からの額として示されています。ただし「小人」が年齢なのか学年なのか、幼児がどうなるのかは同じページに書かれていません。便の時刻も、尾道市の尾道港時刻表には尾道発6便、運航会社のページには尾道駅前発8便が並んでいるので、乗る日の時刻は運航会社の時刻表で確かめることになります。

瀬戸田町は生口島と高根島にまたがる町ですが、この記事で紹介する10軒の住所はすべて生口島側(瀬戸田町瀬戸田・宮原・垂水・福田・荻・林)です。高根島にはレンタサイクルのターミナルもありません。

車で島を回るなら、尾道大橋と新尾道大橋のどちらも通れます。いっぽう百島へ車を載せる場合は条件が付きます。備後商船の自動車航送は常石港・福田港・歌港のあいだ(フェリー便に限る)だけで、尾道港・戸崎港・満越港では車の乗り降りができません。高速船は歌港には寄りません。百島に車で入る計画は、この条件が先に効いてきます。

自転車を船に載せる形もあります。備後商船はフェリーと高速船の両方で自転車と原動機付自転車を運べると案内し、高速船は3台までとしています。瀬戸内クルージングは自転車と電動自転車が500円、原付が700円。橋を1本だけ渡って残りを船でつなげば、子どもの脚に合わせて行程を短くできます。

子ども用自転車は尾道側の5拠点すべてで借りられる

しまなみ海道のレンタサイクルは、尾道から今治まで10のターミナルを一つの団体が運営しています。子ども向けの車種がどこに置いてあるかは拠点ごとに違い、尾道側は5拠点すべてにキッズバイクがあります。ここでは借りる場所・身長の扱い・うしろに乗せるときの決まりを順に見ていきます。

キッズバイクは尾道側の5拠点すべてにある

尾道側のターミナルは、尾道駅前・向島・因島・生口島1(瀬戸田町観光案内所)・生口島2(瀬戸田サンセットビーチ)の5か所です。営業時間が季節で変わるのは尾道駅前だけで、島の4拠点は通年9時から17時。夕方に島の拠点へ戻る行程だと、17時がそのまま締め切りになります。

ターミナル島所在地営業時間
No.1 尾道駅前レンタサイクル尾道(本州側)尾道市東御所町1-108:00〜19:00(12〜2月は18:00まで)
No.2 向島レンタサイクル向島尾道市向島町5531-19:00〜17:00
No.3 因島レンタサイクル因島尾道市因島土生町1899-319:00〜17:00
No.4 生口島1レンタサイクル生口島尾道市瀬戸田町沢200-59:00〜17:00
No.5 生口島2レンタサイクル生口島尾道市瀬戸田町垂水1506-159:00〜17:00
尾道側のレンタサイクル5拠点の所在地と営業時間

尾道駅前のターミナルは尾道港から移転したもので、自転車は約350台。持ち込んだ自転車を組み立てられるスペースと、誰でも使える休憩スペース、観光案内所の機能が同じ場所にあります。英語に対応するスタッフも置かれているので、海外から来た家族と一緒に走る旅でも受付で止まりません。

子どもが自分で漕ぐための車種はキッズバイクです。料金表の貸出欄には「今治駅以外」と書かれているので、尾道側の5拠点はすべて対象になります。返却は10拠点のどこでもよく、天候や体調に応じて途中で返す場所を変えることもできます。

車種大人(個人)小学生以下尾道側の貸出拠点
クロスバイク・シティサイクル3,000円/日1,000円/日5拠点すべて
キッズバイク—1,000円/日5拠点すべて
電動アシスト(チャイルドシート付きを含む)4,000円/日—尾道駅前・瀬戸田観光案内所・サンセットビーチ
E-bike8,000円/日—尾道駅前
タンデム自転車4,000円/日—瀬戸田サンセットビーチ
しまなみレンタサイクルの車種別の料金と尾道側の貸出拠点

ひとつ気をつけたいのが、キッズバイクに身長・年齢・体重の下限が書かれていないことです。公式サイトの注にあるのは次の1行だけで、合うかどうかは申し込みのときに身長を伝えて決める運用になっています。

※4キッズバイクについて ご希望の方は、ご予約フォームの備考欄に身長をご記入ください。ターミナルNo10今治駅前レンタサイクルには配備がございません。

一般社団法人しまなみジャパン 公式サイト「レンタサイクルについて」/2026年10月4日確認

この1行が、尾道側と今治側で結論が逆になる場所です。同じ海道でも反対の端では子ども用自転車の置き場所が違うので、今治から走り出す予定がある家族は、あわせてこちらも見ておくと行程が決めやすくなります。

しまなみ海道(今治側)で子連れにおすすめの宿14選|子ども用自転車は今治駅前では借りられない
しまなみ海道の今治側は、どこに泊まるかで自転車をどこで借りるかが決まります。JR今治駅前のターミナルには、子ども用のキッズバイクもチャイルドシート付きの電動アシストもありません。子どもにかかる線と、島ごとの宿の選び方をまとめました。

センチの数字が付いている車種もありますが、どちらも子どもが漕ぐものではありません。E-bikeは対象身長145cm以上、タンデム自転車は155cm以上で、いずれも「大人用のみです」と添えられています。この2つは当日の営業時間内に返す決まりで、キッズバイクやシティサイクルのように複数日は借りられません。タンデムは乗り捨てもできず、借りた拠点に戻すことになります。

因島の電動アシストについては、同じページの表と注で書き方が分かれています。料金表の貸出拠点に因島は入っていませんが、注には「ターミナルNo3因島レンタサイクルの電動自転車のご予約につきましては因島レンタサイクル事務所が管理しております」として別の電話番号が載っています。因島で電動アシストを当てにするなら、予約の前にその事務所へ直接確かめるのが早い道です。

身長の数字が書いてある店では、乗り捨てができない

尾道側でもうひとつ子ども用自転車を借りられるのが、ジャイアントストア尾道です。こちらは適応身長がセンチで示されていて、キッズの「ALIGHT 24」はサイズ315(JR)・適応身長135-150と明記されています。数字で確かめたい家族にはこちらが向きます。ただし同じページに、乗り捨てについての注意が付いています。

※ ご注意:こちらの車種はワンウェイレンタルサービスをご利用いただけません。

ジャイアントのレンタサイクル「ジャイアントストア尾道のレンタサイクル一覧」キッズの項/2026年10月4日確認

ワンウェイ(乗り捨て)の対象はロードバイクだけで、今治〜尾道間のみ・台数限定・要事前予約という条件が付きます。しかも毎週火曜日は今治店が定休日のため、ワンウェイでの返却先になりません。つまり子ども用自転車をジャイアントで借りると、行程は尾道に戻ってくる形になります。身長の数字で選ぶか、乗り捨てを取るか、この2つは同時には取れません。

項目しまなみジャパンジャイアントストア尾道
子ども用の車種キッズバイクキッズ(ALIGHT 24)
適応身長の記載記載なし(予約時に申告)135-150(サイズ315 JR)
子ども用の日帰り料金1日1,000円(税込)2,970円〜3,960円(税込・保険料込)
乗り捨て10拠点のどこでも返却できるキッズ・クロス・Eバイクは不可
乗り捨ての追加料金中学生以上1,000円/小学生以下500円ロードバイクのみ3,300円
借りられる場所尾道側5拠点尾道店
子ども用自転車を借りられる2社の適応身長と乗り捨ての扱い

料金の決まりも2つ覚えておくと会計で迷いません。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人とその介助者(手帳1人につき介助者1人まで)は、レンタサイクルの貸出料金が半額になります。いっぽうで、申し込みのときに申告した日時より早く返しても差額は返らないと案内されているので、借りる日数は実際に走る日に合わせて決めることになります。

身長が合うかどうかは、予約のときに子どもの身長を伝えて確かめてください。当サイトでは適合の判断ができません。

うしろに乗せる子の線は「小学校就学の始期に達するまで」

まだ漕げない子どもは、チャイルドシート付きの電動アシストに乗せることになります。尾道側で置いてあるのは、公式の料金表では尾道駅前・瀬戸田町観光案内所・瀬戸田サンセットビーチの3か所。向島と因島の拠点は貸出欄に入っていないので、渡船で向島へ渡ってから乗せるという組み方はできません。なお予約システムの画面には尾道駅前と瀬戸田町観光案内所の2か所が示されており、拠点の数は面によって違います。乗せる予定があるなら、予約の画面で拠点と車種を合わせて確かめておくと確実です。

乗せてよい子の範囲を決めているのは、自転車を貸す側だけではありません。広島県内で幼児を同乗させられる条件は、県の公安委員会規則が定めています。

ア 自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。

(ア) 16歳以上の者が小学校就学の始期に達するまでの者1人を幼児用座席に乗車させる場合

(イ) 16歳以上の者が小学校就学の始期に達するまでの者2人を幼児2人同乗用自転車(運転者のための乗車装置及び2の幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。)の幼児用座席に乗車させる場合

(ウ) 16歳以上の者が4歳未満の者を背負い、ひも等により確実に固定している場合((イ)に該当する場合を除く。)

(エ) 運転者以外の者1人をタンデム車(2人乗り用としての構造を有し、かつ、ペダル装置が縦列に設けられた自転車をいう。)に乗車させる場合

広島県道路交通法施行細則 第8条第1号ア/広島県法規集・令和8年10月4日時点(最終改正 令和8年8月24日公安委員会規則第7号)
場合条件根拠
幼児用座席に1人乗せる運転者は16歳以上・対象は小学校就学の始期に達するまでの者広島県道路交通法施行細則 第8条第1号ア(ア)
幼児用座席に2人乗せる幼児2人同乗用自転車に限る同 第8条第1号ア(イ)
背負う4歳未満・ひも等で確実に固定同 第8条第1号ア(ウ)
タンデム車に2人で乗る運転者以外の者1人同 第8条第1号ア(エ)
広島県で自転車に子どもを乗せられる4つの場合と条件

この「小学校就学の始期に達するまでの者」という書き方が、尾道側で子連れに効く部分です。広島県は令和3年6月1日の改正で、幼児用座席に乗せられる範囲を「6歳未満の者」から「小学校就学の始期に達するまでの者」へ広げました。広島県警察の資料は、これを「6歳に達する日(誕生日の前日)の属する年度の3月31日まで」と説明しています。道路交通法の「幼児」は6歳未満(第14条第3項)なので、年長さんで6歳になった子も、自転車の幼児用座席では明文で拾われていることになります。

チャイルドシート付きを選ぶときにもう一つ見ておきたいのが、走れる距離です。しまなみジャパンの公式サイトは、通常の電動アシストの走行距離目安をエコモード200km・オートモード105km・パワーモード62kmとし、チャイルドシート付きはエコモード68km・オートモード53km・パワーモード45kmと分けて書いています。子どもを乗せる日は、回る範囲を小さくして組むことになります。

ヘルメットは貸し出されるが、かぶらせるのは努力義務

子どもの分のヘルメットを持って行くか迷ったら、先にこの1行を読んでおくと決まります。取扱一覧には「ヘルメット(大人用)」と「ヘルメット(子供用)」の両方が載っていて、サイズの数字は書かれていません。

サイクリング時は必ずヘルメットの着用をお願いします。なお、レンタサイクルをご利用の方にはヘルメットを無料で貸し出しております。ただし、ヘルメットのみの貸し出しは行っておりません。

一般社団法人しまなみジャパン 公式サイト「レンタサイクルについて」/2026年10月4日確認

自分の自転車を持ち込む家族や、子どもの自転車だけ車に積んでいく家族は、その子のヘルメットも一緒に積むことになります。法律の側では、かぶらせることは努力義務として書かれています。

第六十三条の十一 自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。

2 自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。

3 児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。

道路交通法 第63条の11/e-Gov法令データ・令和8年7月21日施行版

3つの項はいずれも「努めなければならない」という書き方で、罰則の括弧書きは付いていません。うしろに子どもを乗せる場合は第2項、子どもが自分で漕ぐ場合は第3項が当たります。

幼児用座席そのものの基準については、法令ではなく製品の基準として数字が公開されています。広島県警察の資料が、一般財団法人製品安全協会のSG基準として次のように示しています。

【前形】➢ 体重15kg以下 ➢ 年齢1歳以上4歳未満 ➢ 目安身長100cm以下

【後形】➢ 体重22kg以下 ➢ 年齢1歳以上小学校就学の始期に達するまでの者 ➢ 目安身長115cm以下

広島県警察「広島県道路交通法施行細則の改正」(出典 自転車用幼児座席のSG基準/一般財団法人製品安全協会)/2026年10月4日確認

この数字は製品安全協会の任意の基準で、法令が決めた上限ではありません。年長さんくらいの子を連れていくなら、出かける前に体重と身長を測っておくと、当日に窓口で迷わずに済みます。

路線バスと、季節だけ走る船

自転車に乗らない日や、子どもが途中で疲れた日の逃げ道になるのがバスと船です。尾道側では子どもの運賃の決め方が少し変わっていて、無賃になる範囲と運賃の区分が別々のところに書かれています。

おのみちバスは、無賃の範囲と運賃の区分が別々に決まっている

ひとつは無賃(0円)になる範囲で、これは運送約款に書かれています。

(小児の無賃運送)第23条 当社は、旅客(6歳未満の小児を除く。)が同伴する1歳以上6歳未満の小児については旅客1人につき1人を無賃とし、1歳未満の小児については無賃とします。

おのみちバス株式会社 一般乗合旅客自動車運送事業運送約款 第23条/第3版 平成30年11月18日

もうひとつは運賃の区分で、こちらは約款ではなく認可運賃で決まります。約款は運賃と料金を「国土交通大臣又は地方運輸局長の認可を受けて実施しているものによります」(第22条第1項)とし、その内容は「関係の営業所等に掲示します」(同条第2項)としています。公式サイトの案内は「小学生、療育手帳、身体障害者手帳・精神障害者手帳をお持ちの方は大人運賃の半額です。(10円単位に切り上げ)」「中学生以上は大人運賃です。」と説明しています。

決まり内容どこに書かれているか
無賃になる範囲1歳未満は無賃/1歳以上6歳未満は大人1人につき1人まで無賃運送約款 第23条
運賃の区分小学生は大人運賃の半額/中学生以上は大人運賃認可運賃(公式サイトの運賃案内)
ベビーカー約款に「ベビーカー」の語がない無料手回品は第43条第1項/有料手回品は第44条
おのみちバスの無賃になる範囲と運賃の区分の決まり

この2つを並べると、小学校に入る前の6歳の子と、2人目以降の幼児については、公開されているどちらの面にも額が書かれていないことが分かります。運賃の正は営業所の掲示なので、乗る前に運転士か営業所で確かめてください。

ベビーカーについても、約款に「ベビーカー」という語が出てきません。無料で持ち込める手回品は総重量10キログラム・総容積0.027立方メートル(0.3メートル立方)・長さ2メートル以内(第43条第1項)、有料手回品は重量30キログラム以内・容積0.25立方メートル以内・長さ2メートル以内(第44条)。たたんだベビーカーがどちらに当たるかは約款に書かれていません。

いっぽうで、自転車を車内に持ち込める規定はあります。約款第43条第1項ただし書が「自転車積載に限っては、『自転車積載スペース基準』の制限以内の自転車を有料で車内に持ち込むことができます」と定め、附属の基準はホイールサイズ16〜28インチ・タイヤ幅2.3インチ以下・重量30キログラム以下・1台につき6台までと決めています。ただし、どの路線の車両に積載スペースがあるかは約款に書かれていないので、乗る路線で積めるかどうかは営業所で確かめることになります。

尾道から今治へ、通しの乗継乗車券はない

バスで四国側まで抜ける計画を立てている家族は、ここを先に見ておくと組み直しが少なくなります。本四バス開発は2025年2月28日に、尾道の「尾道〜因島線」と今治の「しまなみライナー」を因島大橋で乗り継ぐ乗車券について、2025年4月1日運行分からの廃止を告知しました。いまは通しの乗継乗車券がない状態です。

尾道因島線そのものも、便によって運行する会社が変わります。おのみちバスの運休告知には、尾道駅前06:20発がおのみちバス運行便、07:15発が因の島バス運行便、08:15発が本四バス運行便と並んでいます。子どもの運賃や幼児の扱いは会社ごとの約款と認可運賃で決まるため、乗る便の会社で条件が変わる可能性があります。当サイトでは因の島バスと本四バス開発の規定を読めていません。

尾道の街なかだけを回る日には、おのみちフリーパスという選択肢があります。ただし使える範囲が決まっているので、島へ渡る日には向きません。

項目内容
料金大人1,000円・小児500円
障がい者用の料金大人500円・小児250円
小児の定義記載なし
含まれるもの千光寺山ロープウェイ往復・おのみちバス1日乗車・観光施設割引
バスの指定区間(東西)尾道国際ホテル前〜尾道駅前〜浄土寺下〜山波
バスの指定区間(南北)新尾道駅〜尾道駅前
向島・因島・瀬戸田指定区間に入っていない
買える場所尾道駅前バスセンターなど(ロープウェイのりばでは買えない)
有効期限1日(購入後の払戻しはできない)
おのみちフリーパスの料金と使える区間

観光施設の割引も付いていて、尾道市立美術館は入館料が50円引き、おのみち映画資料館は大人520円が420円、おのみち歴史博物館は大人210円が170円になります。この3つはいずれも中学生以下の入館料がかからないので、割引が効くのは大人の分だけです。

小児の定義が書かれていない点は、ロープウェイの運賃ページが「中学生以上」「小学生以下」と分けているのと対照的です。子どもがバスに乗る本数が少ない日は、フリーパスを大人の分だけにして子どもは都度払いにするほうが行程に合います。

自転車を積める船が、秋の土日だけ走る

尾道駅前桟橋から今治港へ、自転車をそのまま積める「サイクルシップ」が走る時期があります。2026年の運航日は10月3日から11月29日までの土日16日間で、10月24日と25日は運航がありません。運賃はしまなみジャパンの案内で確かめてください。運航日は年ごとに決まるので、次に行く年の日付も同じ場所で確認することになります。

この秋は、自転車と車の通行止めが入る日もあります。日付で押さえておくと行程が崩れません。

日付内容確認先
2026年10月3日〜11月29日の土日16日間サイクルシップ運航(10月24日・25日は運航なし)しまなみジャパン
2026年10月18日 8:00〜11:00伯方島がトライアスロンイベントで自転車を含め車両全面通行止めしまなみジャパン
2026年10月25日サイクリングしまなみ2026でバスが運休おのみちバス・本四バス開発
2026年12月1日〜2027年2月末尾道駅前レンタサイクルは8:00〜18:00しまなみジャパン
2026年12月7日〜12月25日千光寺山ロープウェイが年次点検および交換修繕で運休千光寺山ロープウェイ
2026年12月28日〜2027年1月3日渡船が日祝の運航ダイヤ尾道市
2027年1月1日向東(歌)〜浦崎(戸崎)が運休尾道市
2026年7月1日〜2027年3月下旬(予定)向島運動公園の多目的グラウンドが改修で使えない尾道市
2026年10月から2027年3月までに尾道側で変わる運航・運休・工事の日付

この日の運休は路線ごとに違います。おのみちバスは瀬戸田線と尾道因島線が一部または全区間で運休し、本四バス開発はフラワーライナーとシトラスライナーが一部運休、因島〜尾道線が一部運休、瀬戸田〜因島線は一部の起終点が変更、瀬戸田島内線は通常運行と告知しています。福山・新尾道と松山を結ぶキララエクスプレスは全便運休です。島のなかだけを動く日なら影響が小さく、島と尾道のあいだを行き来する日はバス以外の足が必要になります。

2026年10月25日については、おのみちバスが「運休となるバス定期券をお持ちの方は、定期券と同じ区間の定期船や臨時フェリーが無料となります。」と告知しています。定期券を持っていない旅行者には当てはまらない案内なので、この日に島へ渡る予定があるなら、バス以外の足を先に決めておきましょう。千光寺山ロープウェイの年次点検については、公式が「なお、年次点検については毎年12月に実施させていただいております。」と書いているので、12月に行く年は毎回の確認が必要。運休の期間も千光寺山は徒歩で上り下りでき(片道約30分)、山頂展望台は24時間開放されています。

サイクルシップの寄港地には、生口島のしおまち商店街も含まれます。瀬戸田に泊まって翌日に四国側へ抜ける行程なら、自転車を担がずに船で移動できる日になります。走るのは秋の土日だけなので、この船を前提に組む旅は時期が限られます。

バスで島へ渡る日は、尾道駅前バスセンターが起点になります。瀬戸田線は生口島まで、尾道因島線は因島の土生港前まで。子どもが疲れた日にバスへ切り替えるなら、乗る便の運行会社によって子どもの扱いが変わりうることを頭に入れておくと、運転士に聞くきっかけになります。

4島の施設で、子どもの料金はどう決まっているか

宿を決めたら、次に見るのは行き先です。4島の子連れ向けの施設は、子どもの線の引き方が施設ごとに違います。同じ敷地のなかで2本に分かれている寺、期間で大人の料金が2段になる城、夏の決まった期間だけ開く海とプール。順に見ていきます。

耕三寺は同じ敷地のなかで線が2本ある

生口島の瀬戸田にある耕三寺博物館は、境内と未来心の丘、金剛館をまとめて見学できる施設です。子どもの線はここで1本、そして敷地のなかの書院「潮聲閣」でもう1本引かれています。

小学生以上 500円

※書院潮聲閣は現地で別途入館料をいただきます。

※未就学児 無料

耕三寺博物館 公式サイト「利用案内」潮聲閣入館料/2026年10月4日確認
対象子どもの線一般の料金そのほかの区分
境内・未来心の丘・金剛館中・小学以下は入館料が無料1,800円(団体1,600円)大学生・高校生1,200円/尾道市民1,000円
書院 潮聲閣(現地で別途)未就学児は入館料が無料—小学生以上500円
耕三寺博物館の境内と潮聲閣で別に引かれている子どもの線と料金

つまり小学生と中学生は、境内では料金がかからず、潮聲閣に入るときだけ払う形になります。そして2026年4月1日に入館料の改定がありました。改定前の潮聲閣は小学生以上200円で、境内側の中・小学以下は改定の前後とも入館料がかかりません。子連れの出費が跳ねるかどうかは、潮聲閣に入るかどうかで決まります。

団体料金そのものは20名以上の団体から適用される額なので、孝養割引は「人数が足りない家族でも団体の額で入れる」という仕組みです。

割引もひとつ覚えておくと迷いません。公式サイトには「孝養割引(親子一緒) 中学生以下の同伴で一般の方は団体料金でご入館いただけます。」とあり、中学生以下を連れていれば一般が団体料金になります。隣の平山郁夫美術館の入館券を見せる相互割引も行き先は同じ団体料金で、しかも他の割引との併用はできません。中学生以下と一緒なら、券を持ち歩かなくても額は変わらないということになります。開館は午前9時から午後5時まで年中無休で、最終入館は閉館の30分前。潮聲閣は午前10時から午後4時までなので、こちらを見るなら午後の早い時間に着いておくほうが落ち着きます。

耕三寺には千佛洞地獄峡という洞窟の見学路もあり、こちらは午前9時から午後4時50分まで。カフェ・クオーレは午前10時から午後4時30分まで。未来心の丘は屋外の大理石の広場なので、雨の日は足元を見ながら歩くことになります。子どもが歩き回れる場所と静かに見る場所が同じ敷地に混ざっているため、回る順番を決めてから入ると落ち着いて過ごせます。

平山郁夫美術館はベビーカーを貸し出している

耕三寺の隣にある平山郁夫美術館は、4島のなかで子連れの設備がいちばん具体的に書かれている施設です。公式サイトには「小学生未満のお子様は入館料を無料としております。」とあり、さらにベビーカーの貸出とおむつ替えのベッドまで案内されています。

項目内容
中学・小学生の入館料300円
小学生未満入館料が無料
一般・大学生・高校生一般1,200円/大学・高校生500円
団体10名以上(公式サイトの表記)
ベビーカー貸し出し用に1台(受付で申し出る)
おむつ替え専用のベッドが身障者用トイレ内にある
館内の移動段差なし・利用スペースは1階のみ
コインロッカー受付横に設置(無料)
営業時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日原則無休(2026年12月8日は展示替えで休館)
平山郁夫美術館の子どもの入館料とベビーカー・おむつ替えの設備

ベビーカーを押して入れる館は4島では限られるので、下の子がまだ歩かない家族にはここが使いやすくなります。なお平山郁夫美術館の利用料金は条例で上限だけが定められていて(平山郁夫美術館設置及び管理条例 第9条第2項)、別表の表題も「利用料金の上限(1人につき)」です。条例の団体は20人以上と書かれていますが、実際の額と団体の扱いは条例の範囲内で指定管理者が決める構造になっています。窓口の条件は公式サイトの表記を見るのが正しい読み方です。

因島水軍城は、期間によって大人の料金が2段ある

因島中庄町の因島水軍城は、企画展や巡回展をやっている期間だけ大人の料金が上がります。指定管理者である因島観光協会のページに告知が出ています。

※入館料改定のお知らせ※

企画展・巡回展期間中の入館料金を大人500円とさせて頂きます。

企画展・巡回展期間:2026年5月1日~2026年11月25日

一般社団法人因島観光協会(因島水軍城指定管理者)「因島水軍城」/2026年10月4日確認

この二段構えには条例の根拠があります。因島水軍城設置及び管理条例 別表第1(第9条関係)は観覧料を「一般の展示時」と「特別の展示時」に分けており、第9条第2項が「別表第1に掲げる額の範囲内において、指定管理者があらかじめ市長の承認を得て定めるものとする」と上限方式で書いているからです。上がるのは大人だけで、小人は通常期と同じ額です。

区分通常期企画展・巡回展期間条例の上限(一般/特別)
大人(個人)330円500円330円以内/550円以内
大人(団体30人以上)220円400円220円以内/440円以内
小人(個人)160円160円170円以内/280円以内
小人(団体30人以上)110円110円110円以内/220円以内
因島水軍城の大人・小人の観覧料と条例が定める上限

城のなかには二の丸の貸出もあります。17畳の部屋で、4時間以内が2,200円、4時間を超えて8時間以内が4,400円。条例の別表第2に定められた上限とちょうど同じ額です。障害者手帳を持っている人とその介助者1名は観覧料がかからないと指定管理者のページに書かれています。

出かける前に見るのは因島観光協会のページです。入城の締切(午後4時30分まで)もこちらにしか書かれておらず、尾道市の施設紹介ページ(更新日2021年8月18日)は開いている時間だけを載せています。休城日は毎週木曜日(祝日を除く)と12月29日から1月1日まで、1月2日と3日は午前10時から午後3時までの短縮です。

もうひとつ、子どもの区分の読み方に注意が要ります。条例の区分は「6歳以上15歳未満の者」という年齢ですが、尾道市と因島観光協会のどちらのページも「小学生〜中学生」という学年で書いています。小学校に入る前の6歳の子がいくらになるかは、どちらのページにも書かれていません。窓口で確かめてください。

海とプールが開くのは、夏の決まった期間だけ

4島には海水浴場が2か所、屋外プールが2か所あります。どれも開く期間が決まっていて、期間を外すと設備ごといなくなります。因島のしまなみビーチは、尾道市が期間を日付まで公開しています。

開 設 期 間 : 令和8年7月18日(土曜日)~8月23日(日曜日)

監視員配置時間 : 9時30分~17時00分

<海水浴場の開設期間のみ> 更衣室、ロッカー、温水シャワー(200円/3分)/防サメネットの設置

尾道市「しまなみビーチ」(更新日2026年6月23日)/2026年10月4日確認

期間を外れると、更衣室・ロッカー・温水シャワー・防サメネットがなくなり、監視員も配置されません。管理棟の開き方も変わって、開設期間以外は火曜・木曜・土曜・日曜・祝日のみ9時30分から15時30分まで。月・水・金に行くと管理棟が閉まっています。設備としてはトイレ(女子用にベビーシートあり)と身体障害者用トイレ内のシャワーが通年で、駐車場は200台が無料。海水浴のシーズンを除く時期はビーチサッカー用のゴールが置かれています。

しまなみビーチへは、JR尾道駅から路線バスの「因島土生港行き」で25分、因島大橋で降りて約1キロです。車を使わない家族でも行けますが、降りてから歩く距離があるので、下の子がまだ歩かないならベビーカーか抱っこひもを持っていくことになります。

生口島の瀬戸田サンセットビーチは、別の名前で検索される施設でもあります。公式の概要ページに答えが書いてあります。

愛称 しまなみレモンビーチ

海開き期間 7月上旬~8月下旬

海開き期間以外はビーチに水泳監視を配置していません。泳ぎに自信のない方、小さな子どもさんには、必ず保護者の監視をお願いいたします。

瀬戸田サンセットビーチ 公式サイト「概要」および公式サイトのお知らせ(令和3年8月30日)/2026年10月4日確認

「しまなみレモンビーチ」は瀬戸田サンセットビーチの愛称で、別の施設ではありません。所在地(瀬戸田町垂水1506-15)も、しまなみジャパンの生口島2レンタサイクルと同じです。2つを別々に数えて回る計画を立てると、同じ場所を2回予定に入れてしまいます。

子連れにとって大事なのは、公式が「海開き期間」と「水泳監視を配置する期間」を別のものとして書いていることです。令和3年の告知では、海開きが7月4日で監視員の駐在が7月17日から8月29日まででした。公式サイトの概要ページは海開きを「7月上旬~8月下旬」という幅で示しており、年ごとの日付までは公開されていません。泳ぐつもりで行く年は、海開きの日付と監視員がいる期間の両方を確かめることになります。

プールは2か所とも条例で期間が決まっています。因島アメニティプールは「プールの開場期間は、7月1日から8月31日までとする。」(因島アメニティプール設置及び管理条例 第7条)。同じ条のただし書きで、指定管理者が市長の承認を得て期間を延長・短縮したり、臨時に開場・休場したりできるとも定められています。向島運動公園のプール(向島町B&G海洋センタープール)は、条例が休園日を「9月1日から翌年6月30日まで」としているので(尾道市向島運動公園条例 第8条第3号)、開いているのは7月1日から8月31日までと読めます。

施設島開く期間・時間休みの日
しまなみビーチ因島2026年は7月18日〜8月23日(9:30〜17:00)期間外の管理棟は火・木・土・日・祝のみ9:30〜15:30
瀬戸田サンセットビーチ生口島海開き期間は7月上旬〜8月下旬(9:00〜17:00)12月29日〜1月3日
因島アメニティプール因島7月1日〜8月31日(条例第7条)条例のただし書きで変更できる
向島町B&G海洋センタープール向島7月1日〜8月31日(条例第8条第3号)向島運動公園は毎週月曜
因島水軍城因島9:30〜17:00(入城は16:30まで)木曜(祝日を除く)・12月29日〜1月1日
因島フラワーセンター因島9:00〜17:00(通年)火曜(祝日の場合は翌日)・12月29日〜1月3日
向島洋らんセンター向島9:00〜17:00(通年)火曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
シトラスパーク瀬戸田生口島9:30〜17:00公式サイトに記載なし
4島の海水浴場・プール・公園が開く期間と休みの日

利用時間も条例に書かれていて、「プールの利用時間は、午前10時から午後5時までとする。」(因島アメニティプール設置及び管理条例 第8条)。同じ条のただし書きで、指定管理者が市長の承認を得て延長・短縮できます。午後3時以降から利用する場合は、個人利用(普通券利用)に限って8割以内の額になるという備考もあるので、昼寝のあとに行く形も取れます。

因島アメニティプールの区分は、尾道市のなかでも独特です。条例の別表の備考は「『中高生』とは、中学生、高校生又は15歳以上18歳以下の者をいう。」「『大人』とは、19歳以上の者をいう。」「小学生就学前の者は、無料とする。」と定めています。条例が書いているのは上限の額だけなので、窓口で払う額は指定管理者のページで確かめることになります。

プールのある因島アメニティ公園は、海水浴の期間だけ温水シャワーと更衣室が使えます。木造の交流棟と子ども向けの遊具、ランニングバイクコースがあり、駐車場は81台が無料。管理棟の水洗トイレは女子用にベビーシートがあります。交流棟の交流室については、公式の案内に「貸出中止」と「使用申請がない場合は、交流室内を開放していますので、補助トイレ(和式1)・授乳コーナーとしてご利用ください。」が並んでいるので、授乳の場所を当てにするなら現地で確かめるほうが確実です。園地でのバーベキューは禁止されています。

グラウンド以外の施設も子連れでは使いどころがあります。向島町B&G海洋センター体育館はバレーボール1面、バスケットボール1面、バドミントン3面、ビーチボールバレー3面で使えます。テニスコートは砂入り人工芝が8面(下段4面は夜間照明あり)。愛ランドには和室・会議室・調理室があり、2階はトレーニングルーム。スケートパークを使うときは管理事務所に申し出る流れです。受付時間は午前8時30分から午後9時までで、開園日に限られます。向島インターチェンジから車で5分の位置です。

向島運動公園は、同じ別表の中で施設ごとに子どもの線が違います。多目的グラウンドは「高校生以下の生徒・児童」でひとまとめにされ、プールは「小・中学生」と「高校・大学生、一般」で分かれています。別表の表題は「向島運動公園有料施設利用料金上限額」で、ここも上限方式です。多目的グラウンドは2026年7月1日から令和9年(2027年)3月下旬(予定)まで改修工事のため使えず、体育館・テニスコート・グラウンド・ゴルフ場は使えますが、尾道市は「工事車両の往来や立入禁止区域の設定などを行う可能性があります」としています。休園日は毎週月曜日と年末年始です。

温室に入れるかどうかは、面によって書き分けられている

雨の日に向島と因島で屋内の行き先を探すとき、気をつけたい施設が2つあります。どちらも温室がある園ですが、温室に入れるかどうかの書き方が面ごとに違います。

向島洋らんセンターは、施設の公式サイトが「展示棟での洋らんの展示は現在おこなっておりません」と明記しています。いっぽう尾道市のページ(更新日2019年8月1日)は「グランドピアノ型の展示棟では、尾道市内で栽培された洋ランが購入でき、また憩いの場としても利用することができます。」と書いています。「入園無料」の記載があるのは施設の公式サイトだけで、尾道市のページは料金に触れていません。どちらの面に何が書いてあるかを押さえたうえで、出かける前に施設の公式サイトを見ておくのが確実です。施設側は2026年の休園日を日付で並べており、火曜が休園日(祝日の場合は翌日)という決まりがそのまま読めます。

因島フラワーセンターは、大温室に入れないという点で両方の面が一致しています。尾道市は「建物の老朽化に伴い落下物等の恐れがあることから来園者の安全を確保するため大温室への入場を終了しました。」と書き、因島観光協会は「現在、温室の建物の中に入ることが出来ません。ご了承下さい。」と書いています。園そのものは無料公園として開放されていて、駐車場は100台が無料、設備は水洗トイレです。おむつ替えや授乳の設備は、どちらの面にも書かれていません。

向島洋らんセンターの芝生広場は、施設の公式サイトが「芝生広場にドッグランはございません リードを着けての散歩等はできます」と案内しています。走り回れる庭として使えるので、温室に入れないぶんを外で過ごす形になります。因島フラワーセンターは屋内施設(大温室を除く)を遠足や地域行事で使うことができ、その場合は尾道市因島総合支所しまおこし課へ事前に連絡する流れだと市のページに書かれています。

生口島のシトラスパーク瀬戸田には、2024年にレモンの形の大型複合遊具ができました。公式サイトの注意書きには「6歳以下の幼児には大人の方が必ず付き添ってください。」とあり、さらに「雨や雨上がりなど足元が滑りやすいときは遊ぶことができませんのでご了承下さい。」とも書かれています。雨の日の行き先には向かないので、天気が崩れた日は別の予定に差し替えることになります。カミナリが鳴っているときは遊具を使わないよう案内されており、5月から10月の暑い時期は熱中症への注意も添えられています。

尾道市の条例は「大人」の始まりを7通りに分けている

ここまで見てきた船・バス・施設の線を、条例のほうから並べ直します。「大人」が何歳から始まるかは尾道市の中で統一されていません。これは市の案内が不親切だからではなく、施設ごとに別の条例があり、条例ごとに別の目的で線を引いているからです。

「大人」の始まりは12歳から19歳までのあいだに分かれている

尾道市の例規集を「大人」「中学生」「幼児」「未就学」で本文検索すると、子どもと大人の境目を定めている現行の例規が14本出てきます。重複を整理すると、大人が始まる線は少なくとも7通りです。

「大人」の始まり条例・規則条・別表
12歳以上(小学校就学者を除く)尾道市渡船条例/尾道市税条例別表第1(第4条関係)/第118条第1号
中学生以上尾道市千光寺山索道事業施設設置及び管理条例別表第1(第10条関係)
満15歳以上(中学生を除く)おのみち映画資料館設置及び管理条例ほか別表(第6条関係)
15歳以上因島水軍城設置及び管理条例別表第1(第9条関係)
満15歳以上(高校生を除く)尾道市立美術館設置及び管理条例別表第1 備考1
18歳に達する日以後最初の3月31日を超えた者尾道市因島椋の里ゆうあいランド条例別表第1 備考1
19歳以上因島アメニティプール設置及び管理条例別表 備考2
尾道市の条例が定めている「大人」の始まり7通りと根拠の条番号

尾道市立美術館は、中学生以下の観覧料がかからないほかに、70歳以上の人と、小・中学校や幼稚園・保育園の社会見学や遠足で生徒等を引率する人も観覧料がかからないと案内しています。引率の場合は観覧料・使用料減免申請書が必要です。同じ千光寺公園のなかで、ロープウェイは中学生から大人の運賃になり、美術館は中学生までかからない。歩いて数分の距離で線が入れ替わります。

中学1年生(12歳)を連れて1日動くと、この違いがそのまま出ます。市営渡船では大人の側に回り、千光寺山ロープウェイでも大人の運賃。いっぽう尾道市立美術館は中学生以下の観覧料がかからず、因島アメニティプールでは「中高生」として扱われます。同じ子が1日のあいだに大人と子どもを行き来するわけです。

就学前を指す語も、条例ごとに別の言い方になっています。千光寺山索道事業施設設置及び管理条例の別表第1は「小学校就学前の小児」、因島アメニティプール条例の別表は「小学生就学前の者」、向島運動公園条例の別表は「義務教育就学前の幼児」。どれも同じ範囲を指していますが、条例を横に読んで同じ語を探すと見つからない作りになっています。同じ自治体の例規のなかで子どもの線が分かれる話は、四国の祖谷でも同じ形で出てきます。

祖谷・大歩危で子連れにおすすめの宿19選|市の条例は子どもの線を3通りの基準で引いている
祖谷・大歩危では、子どもの線を引く基準そのものが場所ごとに違います。市の条例と規則は学年で切る場所と年齢で切る場所に分かれ、宿は生後6か月から18歳以下まで散らばっています。温泉宿・一棟貸し・民宿を、風呂のかたちと子どもの条件で並べました。

条例の金額は上限で、窓口の額は運営する側が決める

もうひとつ押さえておきたいのが、条例に書かれている金額の性質です。尾道市の公の施設は指定管理者制度の下にあり、条例が定めているのは上限だけで、実際の額は指定管理者が市長や教育委員会の承認を得て決めます。だから条例の金額と窓口の金額がずれていても、それは上限の範囲で運営する側が決めているということになります。

施設・制度条例の定め方窓口の額
千光寺山ロープウェイ別表第1の全額が「○円以内」(第10条第2項)上限ちょうどの額
因島水軍城別表第1の全額が「○円以内」(第9条第2項)大人は上限ちょうど・小人は上限より下
平山郁夫美術館別表の表題が「利用料金の上限(1人につき)」上限より下の額
因島アメニティプール別表の全額が「○円以内」指定管理者のページで確かめる
向島運動公園別表の表題が「利用料金上限額」指定管理者の料金表の額
瀬戸田サンセットビーチ別表の表題が「利用料金上限額」指定管理者のページで確かめる
市営渡船「別表第1に定める額」=定額条例の額そのまま
尾道市の条例が上限だけを定めている施設と窓口の額の決め方

就学前を指す語がそろっていないことは、検索でも引っかかりやすい落とし穴です。「未就学児」で例規集を探すと因島と百島の定期輸送車の条例しか出てこず、渡船やロープウェイの定めは別の語で書かれているため見つかりません。どの施設の決まりを調べたいのかを先に決めて、その条例の別表と備考を読むのが確実な道です。

千光寺山ロープウェイは分かりやすい例です。条例の別表第1は普通乗車券を片道500円以内と定め、公式サイトの額もちょうど500円。しかも子どもの扱いは、公式サイトの「※小学校就学前の小児は、保護者同伴の場合に限り、1人を無料とする」が条例別表第1の備考の文そのままです。渡船条例だけは上限方式ではなく、別表に定める額をそのまま納める定額の仕組みになっています。出かける前に見るのは条例ではなく、その施設を運営している側のページというのが、ここからの結論です。

千光寺山ロープウェイは、条例と公式サイトの額が一致している珍しい例です。小児乗車券(小学生以下)は片道250円・往復350円、普通乗車券(中学生以上)の往復は700円で、いずれも条例別表第1の上限と1円も違いません。手荷物にも条例の別表第2に定めがあり、利用者が持ち込む手廻品で10キログラム未満のものは1個に限り料金がかかりません。ベビーカーと名指しした記述は条例にも公式サイトにもないので、10キログラム未満のものとして扱われるかどうかは乗り場で確かめることになります。運行は毎時間15分おきで、営業は基本的に午前9時から午後5時15分まで。

入湯税は12歳で切り替わる

温泉のある宿に泊まるなら、宿泊料金とは別に入湯税がかかることがあります。尾道市は入湯税を課しており、子どもの線は年齢で引かれています。

(入湯税の課税免除)第118条 次に掲げる者に対しては入湯税を課さない。(1) 年令12才未満の者 (2) 共同浴場又は一般公衆浴場に入湯する者

(入湯税の税率)第119条 入湯税の税率は、入湯客1人1日について、150円とする。

尾道市税条例 第118条・第119条/尾道市例規集 内容現在 令和8年7月30日
項目内容
課税の対象鉱泉浴場における入湯に対し、入湯客に課す(第117条)
税率入湯客1人1日につき150円(第119条)
課税免除(年齢)年令12才未満の者(第118条第1号)
課税免除(浴場)共同浴場又は一般公衆浴場の入湯者
徴収の方法特別徴収(第120条)
特別徴収義務者鉱泉浴場の経営者(第121条)
尾道市の入湯税の税率と課税免除の対象

12歳になった子どもは、課税免除の対象から外れます。市営渡船の大人が「12歳以上の者(ただし、小学校に就学している者を除く。)」なのに対し、入湯税のほうには学年の条件がないので、小学6年生でも12歳なら課される側に回ります。なお第118条にはただし書きがありませんが、附則第17条に国民体育大会関係の課税免除が残っており、尾道市行政組織規則も市民税課の分掌事務として「入湯税の賦課及び減免に関すること。」を掲げているので、減免が一切ないとまでは言えません。宿で温泉に入るときは、予約画面に入湯税が別途と書かれているかを見ておくと会計で驚きません。

同じ12歳が切符では子ども、入湯税では大人の側に回る街は、ほかにもあります。鳥取県の境港も同じ形です。

境港で子連れにおすすめの宿8選|同じ12歳が切符では子ども・入湯税では大人
境港では、市の入湯税が満年齢で切れるのに、駅から乗る列車は学年をまぜて子どもを数えます。同じ子が切符では子ども、入湯税では大人の側に回る街です。鳥取県境港市の宿を、どこから近いか・子どもの料金の決め方・宿の風呂で並べ、高校生の扱いが割れる施設までまとめました。

宿の子どもの線は、宿ごとにばらばら

ここまでの条例の線は「制度が別だから線も別」でしたが、宿の線はそれとは性質が違います。宿泊の条件は事業者がそれぞれ決めるものなので、同じ島のなかでも隣の宿と基準がそろいません。22軒のうち子どもの条件がプラン文に書かれているのは14軒で、残り8軒には年齢も学年も出てきません。

宿が引いている線は6通りある

まず22軒の条件を一覧にします。無料になる対象と食事の扱いを分けて並べたのは、「無料」と書かれていても何が無料かは宿によって違うからです。宿が書いていない欄は「記載なし」のままにしています。

宿名島子どもの条件(宿の表記)無料になる対象食事の扱い
Azumi Setoda生口島「小学生(6歳以上12歳以下)」記載なし5歳以下は夕朝食が含まれない
yubune生口島「1室につき幼児1名まで添い寝可能」記載なし記載なし
LIT SHIMANAMI生口島「小学生まで客室料金無料」客室料金小学生以下は食事が含まれない
アグリート島時間生口島「添い寝のお子様は人数に含みません」記載なし記載なし
一棟貸しコテージ Sunset-Village生口島「【小学生以下半額】」半額の対象も記載なし記載なし
LEMON FARM GLAMPING しまなみ生口島「小学生・未就学児含まず」(レモン)記載なし記載なし
島宿NEST 別邸 平田さん家生口島「2歳未満の幼児は無料です」記載なし記載なし
サイクルゲストハウス汐風生口島7歳以上が対象(宿の案内)該当なし食事なし
住之江旅館生口島記載なし記載なし記載なし
旅館 つつ井生口島記載なし記載なし記載なし
尾道やすらぎの宿 しーそー向島「5才以下(未就学)のお子様・添寝無料」添い寝記載なし
PREMIUM O2stay citrus onomichi向島「小学生以下無料!」宿泊記載なし
尾道stay 源 -MINAMOTO-向島「小さいお子様の添い寝にも」記載なし記載なし
河野温泉向島「添い寝無料」(年齢の記載なし)記載なし記載なし
シーサイドホステル LightHouse向島記載なし記載なし記載なし
Seaside Villa SEEN向島記載なし記載なし記載なし
ホテル いんのしま因島「小学生/お子様膳」「幼児/お子様ランチ」記載なし小学生は膳・幼児はランチ
ナティーク城山因島記載なし記載なし記載なし
ホテルPG III因島記載なし記載なし記載なし
民宿満寿美荘因島記載なし記載なし記載なし
瀬戸内ヒトツル 離れ百島「未就学児のお子様は無料でご宿泊いただけます」宿泊記載なし
瀬戸内隠れ家リゾート百島記載なし記載なし記載なし
尾道側しまなみ海道の宿22軒の子どもの条件と無料になる対象(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)

縦に読むと、線の引き方が6通りに分かれているのが見えます。年齢で切る宿と学年で切る宿があり、しかも同じ生口島のなかに「小学生まで客室料金無料」の宿と、7歳以上を対象としている宿が並んでいます。

切り方線宿
年齢で切る6歳以上12歳以下を小学生とするAzumi Setoda
年齢で切る2歳未満島宿NEST 別邸 平田さん家
年齢で切る7歳以上を対象としているサイクルゲストハウス汐風
学年で切る小学生以下LIT SHIMANAMI
学年で切る小学生以下PREMIUM O2stay citrus onomichi
学年で切る小学生以下一棟貸しコテージ Sunset-Village
学年で切る未就学児瀬戸内ヒトツル 離れ
年齢と学年の両方で切る5才以下かつ未就学尾道やすらぎの宿 しーそー
宿が子どもの線を年齢で切るか学年で切るかの分類

この表でいちばん読みやすいのは尾道やすらぎの宿 しーそーで、「5才以下(未就学)のお子様・添寝無料」と「添い寝幼児大人一名につき一名まで」の2つの条件を両方書いています。年齢と学年のどちらでも線を外さないので、下の子の誕生日が近い家族でも判断に迷いません。

「書かれていない」宿は、性質が2つに分かれる

一覧の「記載なし」は、全部が同じ意味ではありません。性質の違うものが混ざっています。

ひとつは、予約システムの運用として書かれているものです。アグリート島時間のプランには「添い寝のお子様は人数に含みません」とあり、そのすぐ後ろに「ただし、ご予約システムの都合上、添い寝であってもお子様が2歳以上の場合、宿泊人数にカウントしてしまいます」と続きます(いずれも2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。宿が引いた線ではなく、予約の画面の都合として説明されている部分なので、人数の数え方が変わる点だけ先に知っておけば困りません。

もうひとつは、年齢が書かれていない「添い寝無料」です。尾道stay 源 -MINAMOTO-(向島)のプランには「小さいお子様の添い寝にも」という記述があり、河野温泉(向島)のプラン名には「添い寝無料」とあります(いずれも2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。どちらも何歳までが対象かが書かれていません。年齢の線が書かれていない宿は、人数の数え方と食事の扱いが予約画面では決まらないことがあるので、予約の前に宿へ直接確かめてください。当サイトで年齢を補うことはできません。

受け入れの下限を書いている宿もあります。サイクルゲストハウス汐風(生口島)のプラン文には「安全を考慮し6歳以下のお子様のご利用はご遠慮いただいております」と記載されています(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。宿が理由まで添えて案内しているもので、7歳以上の子どもと泊まる前提の宿として読むことになります。同じ生口島には「小学生まで客室料金無料」と案内する宿もあるので、下の子の年齢によって選べる宿が入れ替わります。

「無料」という言葉の読み方も、宿によって変える必要があります。22軒を並べると、無料の対象が客室料金だと書いている宿、宿泊だと書いている宿、添い寝だと書いている宿に分かれ、そして対象を書いていない宿がいちばん多いことが分かります。対象が書かれていない場合は、食事と寝具が含まれるかどうかが予約画面では決まりません。だから当サイトでは「無料」と書かれていても、何が無料かを宿が書いていなければ記載なしと記しています。

年齢の下限は空室検索では絞り込めないことが多いので、プラン文の記載を読んでから予約するのが確実です。とくに条件がプラン文に出てこない8軒(住之江旅館・旅館 つつ井・シーサイドホステル LightHouse・Seaside Villa SEEN・ナティーク城山・ホテルPG III・民宿満寿美荘・瀬戸内隠れ家リゾート)は、人数の数え方そのものを予約時に確かめることになります。

ここまでをひとことでまとめると、行政の線は制度ごとに別で、宿の線は事業者ごとに別です。前者は条例を読めば根拠までたどれますが、後者はプラン文がすべて。だから宿を選ぶときに必要なのは条例の知識ではなく、プラン文に何が書かれているかを読む手間だけです。ここからは島ごとに22軒を1軒ずつ、どこにあるか・子どもの条件・子連れで効く設備の順で紹介します。

生口島・高根島(瀬戸田)の10軒|一棟貸しとグランピングが集まる島

瀬戸田は4島のなかで宿がいちばん多く、一棟貸しのコテージとグランピングが集まっています。尾道からは船で直行できるほか、向島と因島を抜けて橋を2本渡る行き方もあります。10軒を順番に、島のどこにあるか・子どもの条件がどう書かれているか・子連れで効く設備の順で紹介します。

1. Azumi Setoda|約140年の邸宅をそのまま使った宿で、朝食が子どもの年齢で分かれる

Azumi Setodaは、瀬戸田のしおまち商店街に近い瀬戸田町瀬戸田にあり、約140年この地に佇む旧堀内邸を使った宿です。尾道から瀬戸内クルージングの船で瀬戸田港に着いたら、そこから歩いて向かえる立地。客室は50平米と70平米で、1階にツインベッド、2階の和室に掘りごたつを備えたメゾネットタイプもあります。

子どもの条件は年齢で書かれています。プラン文には「小学生(6歳以上12歳以下)のお子様のご朝食は大人様と同じ和朝食」とあり、続けて「5歳以下のお子様のご夕食・ご朝食はプランに含まれておりません」と記載されています(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。小学生を「6歳以上12歳以下」と年齢で定義している点が、学年で切る宿との違いです。

食事は夕食の開始時間が17時30分と20時の2つに分かれ、どちらも2時間制。小さい子を連れるなら早いほうを選ぶことになります。夕食なしで和朝食だけのプランもあるので、夜は商店街の食事処に出る組み方もできます。2階のお部屋にはバルコニーがあり、お風呂で長湯をしたあとに湯涼みができると案内されています。

瀬戸田まで船で入るなら、尾道駅前からの便が瀬戸田港に着きます。港から商店街を抜けて向かう道すがらに耕三寺と平山郁夫美術館があるので、荷物を置いてから午後だけ歩いて回る組み方もできます。自転車を借りる日の起点は、生口島1レンタサイクル(瀬戸田町観光案内所)。島の反対側まで行かずに済みます。夕食の開始時間が決まっているので、戻る時刻を先に決めておくと当日が落ち着きます。

Azumi Setoda
出典:楽天トラベル
施設情報

2. yubune|銭湯が併設された姉妹施設で、添い寝は1室に幼児1名まで

yubuneはAzumi Setodaと同じ瀬戸田町瀬戸田269にある別の宿で、銭湯を併設した姉妹施設です。番地が同じなので予約のときに取り違えやすいところですが、こちらは銭湯とサウナが主役。客室は20平米と30平米で、畳に布団を敷いて最大3名まで泊まれる部屋があります。ベッドは110センチ×210センチが2台。

添い寝については数の上限が書かれています。プラン文には「添い寝の幼児がいらっしゃる場合には1室につき幼児1名まで添い寝可能」とあります(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。何が無料になるかは記載されていないので、料金の扱いは予約画面で確かめることになります。

素泊まりのプランが中心で、隣のAzumi Setodaの和朝食が付くプランも用意されています。畳に布団を敷ける部屋があるので、ベッドから落ちるのが気になる年齢の子を連れる家族には、この形が選びやすくなります。

銭湯が併設されているので、下の子を連れて大浴場に入るかどうかで悩んでいる家族には選びやすい宿です。番地はAzumi Setodaと同じですが建物は別なので、予約のときは施設名で取り違えないように確かめてください。瀬戸田港からの距離も同じで、船で着いてそのまま荷物を置けます。島を自転車で回る日は、朝に借りて夕方17時までに島の拠点へ返す行程が組めます。

yubune
出典:楽天トラベル
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3. LIT SHIMANAMI|ドームテントとコテージが並ぶ、小学生まで客室料金がかからない宿

LIT SHIMANAMIは瀬戸田町宮原にあるグランピングの宿で、客室がドームテントとコテージに分かれています。パノラマロッジ、エバーグリーンコテージ、オーシャンドーム、レイクベイドーム、シトラスドーム、ラグーンドーム、シーブリーズドーム、パールドーム、サファイヤドームと棟の種類が多く、広さは28.2平米から50.2平米まで。ダブルベッドが2台から4台の部屋があり、家族の人数で選べます。

子どもの条件は3つ書かれています。「小学生まで客室料金無料」「定員数8名の部屋にて大人2名+小学生以下6名のご予約は承れません」「小学生以下には宿泊プランにお食事は含まれておりません」(いずれも2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。無料になるのは客室料金で、食事は含まれません。しかも人数の組み合わせに制限があるので、大人2名で子ども6名という形では取れません。

食事は瀬戸内食材のBBQが付くプランと、シンプルな朝食付き、素泊まりに分かれています。BBQは子どもと一緒に火を囲む時間がそのまま夕食になるので、レストランの席で静かに待たせる必要がありません。前日15時まで予約できる朝食付きプランもあり、天気を見て決めたい家族にも向きます。

瀬戸田町宮原は生口橋に近い島の北側で、因島から橋を渡って入るとすぐの一帯です。尾道から橋で向かう家族には着きやすく、船で瀬戸田港に入る家族には島の反対側になります。ドームテントとコテージはどちらも定員が決まっているので、小学生以下の人数が多い家族は組み合わせの制限を先に見ておくと予約が通りやすくなります。棟の種類が多いぶん、広さとベッドの数で絞っていくと選びやすくなります。

LIT SHIMANAMI
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4. アグリート島時間|サンセットビーチまで徒歩1分の菜園付きコテージ

アグリート島時間は瀬戸田町垂水にある全4棟のコテージで、プラン名に「サンセットビーチ 徒歩1分」と書かれています。この瀬戸田サンセットビーチが、しまなみジャパンの生口島2レンタサイクルがある場所。自転車を借りる拠点が歩いて行ける距離にあるので、朝に借りて夕方に返す行程が組みやすくなります。

添い寝については、人数の数え方に注意が要ります。プラン文には「添い寝のお子様は人数に含みません」とあり、そのあとに「ただし、ご予約システムの都合上、添い寝であってもお子様が2歳以上の場合、宿泊人数にカウントしてしまいます」と続きます(いずれも2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。2歳を超えた子を連れる家族は、予約画面の人数が増えることを前提に見ることになります。

1棟は50平米で、寝室に布団と床用マットレスが4枚、バスルームが1室。菜園が付いた1棟貸切の素泊まりで、2泊から予約できます。食事を自分たちで用意する形なので、子どもの食べられるものを持ち込める点が効きます。

歩いて1分の瀬戸田サンセットビーチは、生口島2レンタサイクルがある場所です。自転車を借りる拠点が歩ける距離にあるので、車を宿に置いたまま自転車で動く日を作れます。海で遊ぶつもりなら、海開きの期間と水泳監視が配置される期間が別であることを先に確かめてください。2泊からの予約になるので、島に腰を据えて過ごす旅に向きます。

アグリート島時間【全4棟】 ^
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5. 一棟貸しコテージ Sunset-Village|棟ごとに性格が違う4棟から選べる

一棟貸しコテージ Sunset-Villageは瀬戸田町福田にある4棟のコテージです。「みかん|愛犬と泊まれる棟」「れもん|陽だまり棟」「あんず|和みのファミリー棟」「ゆず|ロフト付きアクティブ棟」と棟ごとに名前と性格が分かれていて、あんずとゆずは犬を連れての宿泊ができません。広さは51平米から56平米で、ロフトがある棟は子どもが喜ぶ造りです。

子どもの条件はプラン名に書かれています。「【小学生以下半額】」(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。ただし何が半額になるかは記載されていないので、客室料金なのか食事を含めた総額なのかは予約画面で確かめることになります。

食事は「完全セルフBBQ」で食材の持ち込みができるプランと、軽朝食とドリンクが付くプラン、無人チェックインの素泊まりに分かれています。食材を自分で用意できるので、離乳食や子どもの好きなものをそのまま持っていける形。1棟をまるごと使えるため、夜に子どもが騒いでも隣を気にせずに済みます。

瀬戸田町福田は島の南側で、生口島南インターチェンジから近い一帯です。車で入る家族には扱いやすく、無人チェックインの素泊まりなら到着が遅くなっても受付の時間に縛られません。ロフトがある棟は子どもが上に登れるので、下の子の年齢によっては棟の選び方が変わります。犬を連れる家族が選べるのは、みかんとれもんの2棟です。

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6. LEMON FARM GLAMPING しまなみ|レモンの持ち帰りは大人の人数で数える

LEMON FARM GLAMPING しまなみは瀬戸田町荻にあるグランピング施設で、目の前に瀬戸内海が広がります。客室はスイートヴィラ(75.8平米)、サウナスイートヴィラ、パノラマドーム(64.9平米)、サウナパノラマドーム、そして犬と泊まれるドッグスイートヴィラ(77.4平米)。半屋外のテラスがあるヴィラと、ドーム型テントのどちらかを選ぶ形です。

子どもの条件は料金ではなく、特典の数え方として書かれています。プラン文には「大人1名様最大10個までレモンをお持ち帰り(例:大人4名:40個 小学生・未就学児含まず)」とあります(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。持ち帰れるレモンの数は大人の人数で決まり、小学生と未就学児は数に入りません。宿泊料金そのものの子ども条件は記載されていません。

食事は朝夕2食付きのグランピングBBQと、素泊まりの持ち込みプラン。期間限定で有機レモン狩りが付くプランもあり、収穫をそのまま遊びに変えられます。テントサウナが付く部屋もあるので、子どもが寝たあとの時間を使いたい家族にも合います。

瀬戸田町荻はシトラスパーク瀬戸田と同じ一帯で、レモンの畑が広がる島の内側です。シトラスパークには2024年にできた大型複合遊具があるので、宿に入る前に遊ばせる場所として組み込めます。ただし雨や雨上がりは遊具が使えないと案内されているので、天気が崩れた日の予定は宿のテラスやサウナに振り替えることになります。

LEMON FARM GLAMPING しまなみ
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7. 島宿NEST 別邸 平田さん家|寝室3部屋の120平米を家族だけで使える

島宿NEST 別邸 平田さん家は瀬戸田町瀬戸田にある一棟貸しの宿で、広さは120平米。寝室が3部屋あり、シングルベッド4台に布団と床用マットレス4枚が加わるので、三世代で泊まっても部屋を分けられます。バスルームは1室で、1泊から30泊まで予約できる長期滞在型の作りです。

子どもの条件は年齢で書かれています。プラン文には「2歳未満の幼児は無料です」とあります(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。何が無料になるかは記載されていないので、寝具や食事の扱いは予約画面で確かめることになります。この記事の22軒のなかで、2歳という線を引いているのはこの宿だけです。

瀬戸田港と商店街に近い場所にあるため、船で着いてそのまま荷物を置ける立地。寝室を分けられる一棟貸しは、下の子の就寝時間と上の子の起きている時間がずれる家族に向きます。

瀬戸田町瀬戸田は船で着く港と商店街の一帯で、歩いて食事に出られる立地です。寝室が3部屋あるので、上の子と下の子を分けて寝かせられます。食事が付かないぶん、商店街の店や買い出しでまわす形になり、下の子の食べられるものを用意しやすくなります。1泊から30泊まで取れるため、長めに滞在して島の生活を味わう旅にも向きます。

島宿NEST 別邸 平田さん家 ^
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8. サイクルゲストハウス汐風|自転車を客室に持ち込める、7歳以上と泊まる宿

サイクルゲストハウス汐風は瀬戸田町林にあるゲストハウスで、自転車を客室に持ち込めるダブルベッドルームの個室があります。サウナが付いた個室、男女共用のドミトリー、女性専用のドミトリーもあり、客室は10平米。食事は付かない素泊まりです。

受け入れの下限が書かれています。プラン文には「安全を考慮し6歳以下のお子様のご利用はご遠慮いただいております」と記載されています(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。宿が理由を添えて案内しているもので、7歳以上の子どもと泊まる前提の宿として読むことになります。

自分で漕げる年齢の子を連れて走る家族には、この条件がそのまま合います。自転車を部屋に入れられるので、夜のあいだ外に置いたままにする必要がありません。生口島のなかでは、自分で漕ぐ子と走る行程に寄せた宿という位置づけです。

瀬戸田町林は島の南東側にあたる集落です。自転車を部屋に入れられる作りなので、持ち込んだ自転車を預ける場所に困りません。生口橋を渡って因島へ抜ける日も、瀬戸田港から船で尾道へ戻る日も、ここを起点にできます。食事は付かないので、夜の食べ物は島に入る前に用意しておくと困りません。

サイクルゲストハウス汐風
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9. 住之江旅館|海側の和室10畳に大人4名まで入れる

住之江旅館は瀬戸田町瀬戸田にある和室中心の旅館です。オーシャンビューの和室海側10畳は大人4名まで、海側7.5畳と8畳、庭側の6畳、そして離れのお部屋(和室6畳・バス・トイレ付)と部屋の種類が分かれています。瀬戸田港と耕三寺に近く、船で着いて歩いて回る行程に合う立地です。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。人数の数え方と添い寝の扱いは、予約の前に宿へ確かめることになります。

畳の部屋に布団を並べて寝られるので、ベッドのない形を探している家族には選びやすい宿です。10畳の部屋は大人4名までとなっているため、子どもを含めた人数の扱いは予約画面で確かめておくと当日に迷いません。

瀬戸田町瀬戸田264-3は耕三寺と商店街に近い一帯で、船で瀬戸田港に着いてから歩ける距離です。耕三寺は境内側の中・小学以下に入館料がかからないので、宿から歩いて午前に寄る組み方ができます。離れのお部屋はバス・トイレ付きなので、夜中に廊下へ出たくない家族はこちらから見るとよいでしょう。

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10. 旅館 つつ井|ベッドを入れた和室がそろい、全室がバス・トイレ付きで禁煙

旅館 つつ井は瀬戸田町瀬戸田にある旅館で、和室にベッドを入れた部屋が多いのが特徴です。和室11畳にベッド4台、和室10畳にベッド3台、和室7.5畳にベッド2台といった組み合わせがあり、海を望む50平米の和洋室もあります。部屋はすべてバス・トイレ付きの禁煙です。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。添い寝ができるか、人数にどう数えるかは予約の前に宿へ確かめることになります。

畳の上にベッドが置かれた部屋は、「布団は嫌がるがベッドからは落ちる」という年齢の子を連れる家族に向きます。部屋のなかにバスとトイレがあるので、夜中に廊下へ出なくて済む点も子連れでは効きます。食事は2食付き・朝食付き・素泊まりから選べます。

瀬戸田町瀬戸田216も港と商店街の一帯で、平山郁夫美術館まで歩ける距離です。美術館はベビーカーを1台貸し出していて、おむつ替えのベッドも身障者用トイレ内にあるため、下の子がまだ歩かない家族の午前の行き先に組み込めます。宿の部屋は畳にベッドという構成が多いので、寝かせ方を決めてから部屋を選ぶと当日に迷いません。

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向島の6軒|渡船で尾道の街と行き来できる島

向島は尾道の対岸にある島で、渡船で4分から5分。島に泊まって夕食だけ尾道の街で食べる、という組み方ができるのはこの島だけです。6軒を順番に、島のどこにあるか・子どもの条件・子連れで効く設備の順で紹介します。

11. 尾道やすらぎの宿 しーそー|条件を2つ書いている宿で、展望浴場から尾道水道を見渡せる

尾道やすらぎの宿 しーそーは向島町にある宿で、尾道水道を見渡す展望浴場があります。渡船で向島に渡ってすぐの一帯にあり、尾道の街と行き来しやすい位置。客室は海側の和室12畳と8畳、海側の洋室ツイン、山側の和室8畳とツイン、そして30畳の大部屋まで用意されています。

子どもの条件は2つ書かれています。プラン名に「5才以下(未就学)のお子様・添寝無料」とあり、客室の説明には「添い寝幼児大人一名につき一名まで」と記載されています(いずれも2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。無料になるのは添い寝で、年齢と学年の両方で線が引かれているため、6歳になった年長さんは対象から外れる読み方になります。

食事は夕朝食付き・朝食付き・素泊まりの3通りで、レンタサイクルが付くプランもあります。駐車場は無料で、車で島に入ってから渡船で街へ出る形も取れます。和室に布団を敷ける部屋と、ベッドの部屋のどちらも選べるので、下の子の寝かせ方で部屋を決められます。

向島町84-2は渡船の桟橋から近い一帯で、尾道の街と行き来しやすい位置です。夕食を宿で取るか街で取るかを当日に決められるので、子どもの機嫌で予定を変えられます。展望浴場があるため、大浴場に入れる年齢の子を連れる家族には使いどころがあります。30畳の大部屋もあるので、親族で集まる旅にも向きます。

尾道やすらぎの宿 しーそー
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12. PREMIUM O2stay citrus onomichi|76平米の一棟貸しで、小学生以下の宿泊に料金がかからない

PREMIUM O2stay citrus onomichiは向島町にある一棟貸しの宿で、2026年3月にオープンしました。広さは76平米、全館禁煙で、テントサウナと酸素BOXが付いています。渡船で向島に渡ってから向かう立地で、素泊まりのみ。1泊から30泊まで予約できます。

子どもの条件は学年で書かれています。プラン名に「小学生以下無料!」とあり、プラン文には「小学生以下のお子様は無料でお泊りいただけます」と記載されています(いずれも2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。無料になる対象は宿泊で、寝具や食事の扱いは記載されていません。

一棟貸しなので、夜に子どもが騒いでも隣の部屋を気にせずに済みます。素泊まりで食事が付かないぶん、尾道の街まで渡船で出て食べる、島で買って持ち込む、という両方の形が取れます。

向島町5617-50は島の南側にあたる一帯で、渡船で島に入ってから車で向かう位置です。一棟貸しで素泊まりなので、食事は尾道の街へ渡って取るか、島で買って持ち込む形になります。2026年3月にオープンした新しい宿なので、設備の使い方は予約後の案内を読んでから向かうと迷いません。

PREMIUM O2stay citrus onomichi ^
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13. 尾道stay 源 -MINAMOTO-|最大19名の一棟貸切と、布団を3枚敷ける和室

尾道stay 源 -MINAMOTO-は向島町にある宿で、建物を一棟まるごと借りる形と、個室を選ぶ形の両方があります。一棟貸切は最大19名まで、少人数向けには2個室と大画面プロジェクターが付く最大6名の貸切も用意されています。キッチンダイニングがあるので、食事を自分たちで作る滞在もできます。

個室のうちC【和室】は2名から3名用で、客室の説明に「お布団を最大3枚敷くことができる畳のお部屋です。小さいお子様の添い寝にも。」と書かれています(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。ただし何歳までが添い寝の対象かは書かれていません。年齢の線が書かれていない宿なので、人数の数え方と料金の扱いは予約の前に宿へ確かめてください。

D【貸切ドミトリー】は3名から最大5名で、2段ベッドが2脚あり布団を1組追加できます。親族で集まる旅や、友人家族と一緒に泊まる形に向く構成。キッチンがあるので、子どもの食事だけ別に用意したい家族にも使えます。

向島町5534-60も島の南側で、渡船で入ってから向かいます。キッチンダイニングがあるので、子どもの食事だけ自分たちで作る滞在も可能。一棟貸切と個室の両方があるため、家族だけで使うか、ほかの旅行者と同じ建物で過ごすかを選べます。人数が多い旅なら、最大19名の一棟貸切が候補になります。

尾道stay 源 ーMINAMOTOー
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14. 河野温泉|しまなみ海道の最初の島にある、和室中心の温泉宿

河野温泉は向島町にある宿で、プラン名に「しまなみ海道はじめの島!サイクリング・観光の拠点に」と書かれています。客室は和室8畳(4階・バス・トイレ付)と和室6畳(3階・バス・トイレなし)で、海側または山手側の部屋が用意されます。エレベーターはないので、下の子を抱えて上がる階数は予約のときに確かめておくほうが楽です。

子どもの条件はプラン名に「添い寝無料」とだけあります(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。何歳までが対象かは書かれていないので、年齢と人数の数え方は予約の前に宿へ確かめてください。なお尾道市は入湯税を課しており、課税免除は「年令12才未満の者」です。

食事は二食付き、夕食のみ、朝食付きの3通り。朝食付きは日替わり定食で、長く滞在する人にも向く形です。畳の部屋に布団を並べられるので、小さい子を真ん中にして寝る形が取れます。

向島町843-6は渡船の桟橋に近い一帯です。しまなみ海道を自転車で走る前日に泊まる拠点として使え、朝に向島から因島大橋へ向かう行程が組めます。エレベーターがないので、ベビーカーや大きい荷物がある家族は3階の和室を選ぶと上下の移動が短くなります。夕食のみのプランもあるので、朝は早く出たい家族にも合います。

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15. シーサイドホステル LightHouse|50平米の部屋があり、連泊で長く使える

シーサイドホステル LightHouseは向島町にあるホステルで、50平米のバス・トイレ付きの部屋と、30平米のオーシャンビュールームがあります。渡船で向島に渡ってから向かう立地で、1泊から12泊まで、さらに4泊以上の格安プランでは50泊まで予約できます。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。添い寝の可否と人数の数え方は、予約の前に宿へ確かめることになります。

食事は素泊まりと朝食付きの2通り。50平米の部屋は家族4人でも荷物を広げられる広さがあり、連泊の割引があるぶん、島に腰を据えて自転車で少しずつ回る行程に合います。

向島町10399は島の南東側で、渡船で入ってから向かう位置です。連泊の割引があるので、島に拠点を置いて日ごとに行き先を変える旅に向きます。50平米の部屋なら荷物を広げたままにできるため、子どもの着替えが多い旅でも片付けに追われません。食事は素泊まりか朝食付きなので、夜は街へ渡るか買い出しでまわすことになります。

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16. Seaside Villa SEEN|因島大橋を望む60平米のヴィラ

Seaside Villa SEENは向島町立花にあるヴィラで、広さは60平米。客室の説明には「因島大橋を望む絶景ヴィラ。炭酸泉温浴風呂付き。ダブルベッド2台。」と「海を近くに感じる絶景ヴィラ。炭酸泉温浴風呂付き。ダブルベッド2台。」の2タイプが並びます。向島の東側にあたる立花の集落で、渡船で島に入ってから車で向かう位置です。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。ダブルベッド2台という構成なので、添い寝の人数をどう数えるかは予約の前に宿へ確かめてください。

素泊まりのヴィラで、客室に風呂が付いています。大浴場に下の子を連れて行くのが気になる家族には、部屋のなかで湯に入れる形が向きます。次に渡る因島大橋を眺めながら、翌日の行程を眺める時間が取れる立地です。

向島町立花は島の東側の集落で、渡船で入ってから車で向かいます。因島大橋を眺める立地で、翌日に橋を渡る行程を組む家族には景色がそのまま予習。客室に風呂が付いているため、大浴場に連れて行くのが気になる年齢の子でも湯に入れられます。素泊まりなので、夕食は島に入る前に買っておくと現地で探さずに済みます。

Seaside Villa SEEN
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因島の4軒|子どもの条件が書かれているのは1軒だけ

因島は向島から因島大橋を渡った島で、土生港を中心に宿が集まっています。4軒のうち子どもの条件がプラン文に書かれているのはホテル いんのしまの1軒だけなので、残りの3軒は「書かれていない」ことを明示して紹介します。

17. ホテル いんのしま|小学生はお子様膳、幼児はお子様ランチと分けて書いている

ホテル いんのしまは因島土生町平木にあるホテルで、プラン文に「全室瀬戸内海を一望」「土生港から車で5分」と書かれています。客室は洋室ツイン(10平米)、和室6畳、和室12畳で、いずれもトイレ付きの禁煙。土生港は尾道からのバス(尾道因島線)の終点にあたるので、車を使わない家族でも行き着けます。

子どもの条件は食事の中身として書かれています。プラン文には「小学生/お子様膳」「幼児/お子様ランチをご用意」とあります(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。小学生と幼児で出てくるものが分かれる書き方で、金額は書かれていません。料金の扱いは予約画面で確かめることになります。

食事のプランが多く、料理長おまかせの「青影料理」、海鮮桶盛付き、手頃なおまかせ定食、朝食付き、素泊まりまでそろっています。和室12畳なら布団を並べて家族で寝られるので、子どもの人数が多い家族はこちらから見るとよいでしょう。因島は4島のなかで宿の条件がもっとも書かれていない島なので、条件を先に知りたい家族にはこの宿が起点になります。

因島土生町平木288は島の南側の土生の一帯で、尾道駅前からの尾道因島線のバスが土生港前まで来ます。車を使わない家族でも行き着ける数少ない宿です。因島水軍城までは島の北側になるので、城を見る日は移動の時間を見てから組むとよいでしょう。和室12畳なら布団を並べられるので、人数が多い家族はこの部屋から見ると決めやすくなります。

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18. ナティーク城山|土生町の海沿いにあり、朝夕2食付きで泊まれる

ナティーク城山は因島土生町にある宿で、客室はワンベッドルーム(セミダブル)とツインの2タイプ。因島大橋を渡って島の南側まで下りた土生の一帯にあり、尾道因島線のバスでも向かえます。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。添い寝の可否も人数の数え方も記載がないので、予約の前に宿へ確かめることになります。

用意されているのは朝夕2食付きのプランで、夕食と朝食を宿で済ませられます。島の夜は食事処が早く閉まることがあるため、2食付きで取れるのは子連れでは扱いやすい形です。客室がベッドの構成なので、下の子の寝かせ方は予約時に相談しておくと当日が楽になります。

因島土生町2254-6は土生港に近い海沿いの一帯です。バスで土生港前まで来て歩ける位置なので、車がない旅でも使えます。朝夕2食付きで取れるため、島の夜に食事処を探さなくて済みます。客室はベッドの構成なので、添い寝の人数の数え方は予約のときに相談しておくと当日に困りません。

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19. ホテルPG III|全11室で、無料駐車場にマイクロバスまで入る

ホテルPG IIIは因島土生町にある全11室のホテルです。施設名に「無料駐車場完備(マイクロバス可)」と添えられていて、車で島に入る家族には駐車の心配がありません。客室はメゾネット洋室(45平米)、和モダン客室(35平米・30平米)で、和モダンの部屋は最大4名、寝室1部屋に布団または床用マットレス2枚とソファベッド1台という構成です。なお因島にはホテルPGがI・II・IIIの3棟あり、ここで紹介しているのはIIIです。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。最大4名という定員の数え方に子どもが含まれるかどうかも記載がないので、予約の前に宿へ確かめることになります。

食事は付かない素泊まりで、1泊から60泊まで予約できます。メゾネットの部屋は上と下で空間が分かれるため、子どもが寝たあとに大人が起きている時間を作りやすい造りです。

因島土生町1747-5も土生の一帯で、車で入る家族には駐車の心配がありません。食事が付かないので島で用意する形になり、土生の店が閉まる時刻を見てから動くことになります。メゾネットの部屋は上下で空間が分かれるため、子どもが早く寝る家族でも大人の時間を作れます。1泊から60泊まで取れるので、長い滞在にも使えます。

ホテルPGIII|全11室|無料駐車場完備(マイクロバス可) ^
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20. 民宿満寿美荘|和室6帖の民宿で、食事のプランが3通りに分かれる

民宿満寿美荘は因島田熊町にある民宿で、客室は和室6帖(トイレ付き)。因島大橋を渡って島に入り、土生へ向かう途中の田熊の集落にあります。島の生活圏のなかにある宿なので、観光地のまわりより落ち着いた夜になります。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。添い寝の可否と、食事を子どもの分まで付けるかどうかは、予約の前に宿へ確かめることになります。

食事は3通りに分かれていて、日替わりメニューのビジネス向けAプラン、魚料理の観光客向けBプラン、プチご馳走のCプラン、そして素泊まりから選べます。魚が食べられる年齢の子を連れるならBプラン、まだのうちはAプランや素泊まりという使い分けができます。畳の部屋なので布団を並べて寝られます。

因島田熊町4479-2は因島大橋から土生へ向かう途中の集落で、観光地のまわりより静かな夜になります。自転車で島を回る日は、因島レンタサイクル(尾道市営中央駐車場)を起点にすると、朝に借りて夕方17時までに返す行程が組めます。食事のプランが3通りあるので、子どもが食べられるものに合わせて選べます。

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百島の2軒|橋がなく、船の便が行程を決める島

百島は尾道市の島ですが橋がつながっていないので、行き方は備後商船の船だけです。船の便がそのまま行程の枠になるため、宿を決める前に時刻を見ておくことになります。2軒とも一棟貸しで、島に着いてからは歩いて動く前提です。

21. 瀬戸内ヒトツル 離れ|未就学児の宿泊に料金がかからない一棟貸し

瀬戸内ヒトツル 離れは百島町にある32平米の一棟貸しで、寝室1部屋にシングルベッド2台とソファベッド1台、バスルームが1室。尾道港から備後商船の船で福田港か満越港に着き、そこから島内を動きます。瀬戸内ヒトツルは百島に複数の棟があるブランドで、この記事で紹介しているのは「離れ」です。

子どもの条件は学年で書かれています。プラン文には「未就学児のお子様は無料でご宿泊いただけます」とあります(2026年10月4日時点の宿の予約ページの表記)。無料になる対象は宿泊で、食事の扱いは記載されていません。

食事は1泊2食付きと食事なしの2通りで、1泊から30泊まで予約できます。島に着いてから買い物をするのは難しいので、食事付きで取っておくと子連れでは扱いやすくなります。島内を動くときは市の定期輸送車があり、条例で同伴する未就学児1人を無料とする定めがあります。

百島町662-1は島の一帯で、尾道港から備後商船の船で入ります。船の便が行程の枠になるので、宿を取る前に往復の時刻を見ておくことになります。1泊2食付きで取れるため、島で買い物ができない前提でも食事に困りません。ソファベッドを含めて3人分の寝る場所があるので、小さい子を連れた3人家族に収まる広さです。島内を動くときは市の定期輸送車があり、未就学児の扱いが条例に明記されています。

瀬戸内ヒトツル 離れ ^
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22. 瀬戸内隠れ家リゾート|250平米の棟から36平米のグランピングまで選べる

瀬戸内隠れ家リゾートは百島町にある一棟貸しの宿で、棟の広さが大きく違います。AMERIが250平米、VIENAが32平米、CIELAが36平米のグランピング、さらにCIELAとVIENAを2棟まとめて貸し切れる68平米のプラン(8名まで)もあります。多島美を眺める立地で、犬と過ごせる棟も用意されています。

子どもの条件はプラン文に書かれていません。2棟貸切の8名という人数に子どもをどう数えるかも記載がないので、予約の前に宿へ確かめることになります。

すべて素泊まりで、食事は自分たちで用意する形。親族や友人家族と2棟を押さえると、子どもたちをひとつの棟にまとめて、大人がもう一方で過ごすという使い方もできます。250平米の棟は人数が多い旅で効いてきます。

百島町2586-22ほかの一帯で、こちらも尾道港から船で入ります。棟の広さが32平米から250平米まで分かれているので、人数と予算で選び方が変わります。食事が付かないので、尾道で買って船に積んでいく形が現実的です。犬と過ごせる棟もあるため、ペットを連れる家族にも選択肢があります。

瀬戸内隠れ家リゾート
出典:楽天トラベル
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予約の前に確認すること

22軒を見てきたとおり、尾道側では子どもの条件が宿ごとに違い、船とバスでは額そのものが公開されていない場面があります。予約の画面を開く前に、どこを見れば答えが出るのかを整理しておきます。

年齢の下限は、空室検索ではなくプラン文で決まる

予約サイトの空室検索は、子どもの人数を入れる欄が「小学生 高学年」「小学生 低学年」「幼児 食事・布団付」といった区分で用意されています。ところが宿が実際に引いている線は「6歳以上12歳以下」「5才以下(未就学)」「2歳未満」のように、この区分と重ならないことがあります。だから年齢の下限は、検索の条件ではなくプラン文の記載から読むことになります。

もうひとつが「無料」の対象です。同じ「無料」でも、客室料金だけを指す宿、宿泊そのものを指す宿、添い寝を指す宿に分かれていて、食事と寝具の扱いが書かれていない宿もあります。予約画面の料金の内訳と、プラン文の記載の両方を見ておくと、現地で差額を払うことになりません。

船とバスの幼児の額は、乗り場と営業所の掲示が正になります。渡船の運賃表には幼児の行がなく、おのみちバスの約款は運賃の区分そのものを認可運賃に委ねているので、公開されているページを何枚見ても答えが出ません。桟橋やバスの営業所で確かめるのがいちばん早い道です。

予約の前に確かめること
  • 下の子の年齢が、その宿の線の内側か外側か(プラン文の記載で見る)
  • 「無料」の対象が、客室料金か宿泊か添い寝か食事か
  • 添い寝の人数の上限(大人1名につき1名までという宿がある)
  • 添い寝の子どもが予約の人数に数えられるか
  • 温泉のある宿なら、入湯税が別に加わるか
  • 島の拠点でレンタサイクルを返す場合、その拠点が閉まる時刻
確かめることどこで見るかそこを見る理由
宿の子どもの年齢の線予約画面のプラン文空室検索の区分と宿の線が重ならない
「無料」の対象予約画面の料金の内訳客室料金・宿泊・添い寝で意味が違う
渡船とバスの幼児の額乗り場・営業所の掲示公開されているページに行がない
施設の今日の料金その施設を運営している側のページ条例は上限だけを定めている
海水浴場の監視員の期間施設・尾道市の告知海開きの期間と監視員の期間が別
レンタサイクルの子ども用車種予約フォーム(身長を記入)身長の下限が公開されていない
予約の前に確かめることと、答えが書いてある場所

ここまでに出てこなかった周辺の条件を、最後に4つだけまとめておきます。

車で4島を回る場合、駐車場は有料ですか。

この記事で触れた施設は、料金がかからない駐車場が多いです。因島水軍城が50台、しまなみビーチが200台、因島アメニティ公園が81台、因島フラワーセンターが100台で、いずれも駐車料金はかかりません。瀬戸田サンセットビーチは100台(海開き期間のみ臨時駐車場300台)。レンタサイクルの拠点は、尾道駅前と因島が有料駐車場、向島と生口島の2か所が料金のかからない駐車場です。向島の駐車場はレンタサイクルの利用者のみ7時30分から22時まで使えると案内されています。

泊まった宿に自転車を乗り捨てることはできますか。

しまなみジャパンのターミナル情報には、11番目の乗り捨てポイントとして「今治市内の乗捨てポイント 指定の旅館・ホテル(宿泊者のみ)」が挙げられています。この宿への乗り捨ては今治市内だけで、尾道市内の宿には設定されていません。尾道側では、島にある4つのレンタサイクル拠点に返すことになります。

広島空港から尾道までは、子連れでも移動しやすいですか。

2025年11月1日から「尾道エアポートライナー」という乗合タクシー形式のサービスが走っています。広島空港と尾道市を約50分で結び、1日12便(尾道駅発6便・広島空港発6便)。片道運賃は1人4,000円で、未就学児の運賃はかかりません。小児運賃の記載はないので、小学生以上は大人と同じ額と読むことになります。予約はウェブと電話から取れます。

大きい荷物を置いてから島へ渡ることはできますか。

JR尾道駅前に移転した尾道駅前レンタサイクルには、手荷物ロッカーが19扉あり、手荷物の配送と受け取りもできると案内されています。自転車を組み立てるスペースと、誰でも使える休憩スペースもあるので、着いた日に荷物を預けて身軽に渡る形が取れます。ベビーカーが入る扉かどうかは書かれていないので、大きいものは現地で確かめてください。島側では、平山郁夫美術館の受付横に料金のかからないコインロッカーがあります。

最後に、下の子の年齢で選び方がどう変わるかをまとめておきます。まだ抱っこの時期なら、ベビーカーを貸し出している平山郁夫美術館まで歩ける瀬戸田の宿か、渡船で尾道の街にすぐ戻れる向島の宿が動きやすくなります。そして自分で漕げる年齢になったら、キッズバイクのある5拠点のどれかに近い宿が候補です。小学生を連れて橋を渡るつもりなら、最初の因島大橋で原付と、次の生口橋で歩行者と混ざるので、並び方を先に決めておくことになります。

島の施設も、夏に行くか秋から冬に行くかで顔が変わります。海水浴場とプールが開くのは7月から8月のあいだだけで、期間を外すと更衣室やシャワーごといなくなる仕組み。いっぽう耕三寺と平山郁夫美術館、因島水軍城は通年で開いているので、涼しい季節に行くなら屋内と境内を中心に組むことになります。向島運動公園の多目的グラウンドが2027年3月下旬(予定)まで使えない点も、運動のできる場所を当てにする家族には先に効いてきます。

そして船とバスの幼児の額だけは、どの面を見ても答えが出ません。桟橋とバスの営業所の掲示が最後の答えになるので、当日に小銭を用意しておくと流れが止まりません。

2026年10月4日時点の情報です。最新は各運営者のページで確認してください。

出典: 尾道市「航路と料金のご案内」「運賃・料金一覧表」「尾道港定期航路時刻表」「しまなみビーチ」「向島運動公園」「因島水軍城」「因島フラワーセンター」「向島洋らんセンター」/尾道市例規集(内容現在 令和8年7月30日)/広島県法規集/広島県警察/e-Gov法令データ/JB本四高速/おのみちバス(運送約款・運賃案内)/本四バス開発/備後商船/瀬戸内クルージング/尾道観光協会「おのなび」/しまなみジャパン/ジャイアントのレンタサイクル/耕三寺博物館/平山郁夫美術館/因島観光協会/瀬戸田サンセットビーチ/シトラスパーク瀬戸田/千光寺山ロープウェイ。宿の条件は各宿の予約ページの表記。参照日 2026年10月4日

4島をまたいで空室と料金を見比べられます。
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