銀山温泉の宿は、子どもの料金を「大人の何割」という形で書いていません。代わりに並んでいるのは、布団を足せるか、添い寝でよいか、寝具の都合で受けられないことがあるか、という寝具の話です。
この記事では、銀山温泉の宿5軒を、どこから近いか・子どもの数え方・宿の風呂の3つで並べます。あわせて、温泉街の手前で車を降りて送迎に乗り換える流れもまとめました。入湯税と共同浴場で「12」の線が逆を向くこと、検索に出てくるのに一覧へ入れられなかった宿も並べています。
宿へは、山形新幹線の大石田駅からバスか車で向かいます。温泉街は車の乗り入れを規制しているため、駐車場の場所は宿ごとに違うのが前提です。子どもの受け入れ方も宿ごとに分かれ、小学生からという宿や、寝具の都合で事前の電話相談になる宿があります。だから下の子の年齢と上の子の学年を先に書き出しておくと、候補がすぐ絞れます。
銀山温泉で子連れにおすすめの宿5軒|どこから近いか・子どもの数え方・宿の風呂
5軒がどこから近くて、子どもをどう数えていて、風呂がどうなっているかを並べました。上から、子どもの寝具や食事について書き込みの多い宿の順です。
| ホテル・宿名 | 写真 | 参考価格 | 予約サイト | レビュー | 住所 | アクセス | 公式説明 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 銀山温泉 仙峡の宿 銀山荘 | ![]() |
29,398円〜 | ★4.5 (318) | 山形県 尾花沢市銀山新畑85 | 国道13号線尾花沢市内よりお車にて30分。 JR利用のお客様は11:10、13:40、15:45の送迎あり(要予約) | 古き良き大正ロマンの漂う銀山温泉。湖上の山々がおりなす四季の彩りをのんびり眺めながら入る露天風呂。 | |
| 銀山温泉 旅館松本 | ![]() |
17,600円〜 | ★4.0 (345) | 山形県 尾花沢市銀山温泉 | 大石田駅より、バスで40分(尾花沢経由)※大石田駅までの送迎をご希望の方は、ご予約時に「備考欄」に記載下さい。 | 館内エレベータで移動楽々!ご夕食はお部屋食又は個室、お風呂は源泉かけ流し!全10室の家庭的な宿。 | |
| 銀山温泉 古勢起屋別館 | ![]() |
33,330円〜 | ★4.3 (315) | 山形県 尾花沢市銀山新畑417 | 国道13号線尾花沢市内よりお車にて30分。 JR利用のお客様は15:45の送迎あり(要予約) | 『2011年度・お客様が選んだ4つ星以上の人気宿』大正浪漫の雪景色・銀山荘の露天風呂もご利用可能 | |
| 銀山温泉 伝統の宿 古山閣 | ![]() |
23,100円〜 | ★4.6 (327) | 山形県 尾花沢市銀山温泉423 | 大石田駅より尾花沢経由銀山行バスにて35分。送迎についてはプラン詳細をご覧ください。 | 木造4階建ての宿。昔の空気が今も流れている・・・そんな感覚を味わいに来てみてはいかがでしょうか。 | |
| 銀山温泉 旅館藤屋 | ![]() |
36,000円〜 | ★4.6 (191) | 山形県 尾花沢市銀山新畑443 | 大石田駅より車にて30分位(15km) | ステンドガラス・竹・和紙が織りなす独特な空間と、趣の違う五つの貸切風呂をお楽しみ下さいませ。 |
※参考価格は1泊/1名あたり(税込・サ込)の目安です
| 宿名 | どこから近いか | 子どもの数え方 | 宿の風呂 |
|---|---|---|---|
| 仙峡の宿 銀山荘 | 尾花沢市内から車で30分 | 添い寝で利用可・布団の追加が不可の部屋あり | 大浴場・露天風呂・岩盤浴・立ち湯は子ども不可 |
| 旅館松本 | 大石田駅からバスで40分 | 寝具が要る子は部屋タイプで決まる | 源泉かけ流しの内湯・一度に3〜4名 |
| 古勢起屋別館 | 尾花沢市内から車で30分 | 公式・予約ページに記載が見つからない | 内湯2つ・男女入れ替え制 |
| 伝統の宿 古山閣 | 大石田駅からバスで35分 | 本館は小学生から・別館は小学校高学年から | 男女別の内風呂と貸切風呂(予約不要) |
| 旅館藤屋 | 大石田駅から車で30分ほど | 寝具の都合により事前に電話で相談 | 貸切風呂5つ・24時間利用 |
銀山温泉は、子どもを「料金」ではなく「布団」で数える
子連れで宿を選ぶとき、最初に知りたいのは「下の子のぶんがいくらか」です。ところが銀山温泉では、その答えが金額の形では出てきません。
子どもの料金を割合や金額で書いている宿が見つからない
5軒の公式サイトには、子どもの料金を「大人の何割」「1人いくら」の形で示した行がありません。旅館松本は、よくある質問で宿泊料金そのものを予約サイトで確かめるよう案内しています。
代わりに並ぶのが寝具の話です。5軒のうち3軒が、子どもを「布団を足せるか」「添い寝でよいか」で書き分けています。だから下の子の年齢よりも先に、その部屋に布団を何組敷けるかを聞いておくと、候補がはっきりします。
布団を足せるかどうかが、部屋の候補を決める
銀山荘は、ベッドを2台並べた寝室について、公式サイトの館内案内に条件を置いています。
お子様を含む家族4名様での添い寝でもご利用いただけます。追加で布団を敷くことはできませんので予めご了承くださいませ。
銀山温泉 仙峡の宿 銀山荘 公式サイト「館内案内」
藤屋のほうは、子どもを受けられるかどうかそのものが寝具しだいです。
お子さまのご宿泊は、寝具の都合によりお受けできないことがございますので、お電話で事前にご相談ください。
銀山温泉 旅館藤屋 公式サイト「御部屋/Room」
添い寝なら人数に入るが布団は足せない宿と、寝具の都合で受けられないことがある宿。どちらも年齢では切っていません。下の子を添い寝にするか布団を足すかを先に決めてから宿を見ると、条件の合う部屋だけが残ります。
「大人1人につき乳児1人」という数え方が、宿の側に出てくる
乳児を連れる場合の数え方を書いているのは、旅館松本です。
乳児で寝具が必要ないお子様については、大人お一人あたり一名の乳児の同行が可能です。
銀山温泉 旅館松本 公式サイト「よくあるご質問」
「同行が可能」という書き方で、料金が無料になるという意味ではありません。同行できる乳児の人数は、大人の人数に連動します。大人1人で乳児2人を連れる旅なら、この宿は予約の前に相談しておくのが確実です。
同じ宿の中で、「小学生以下」と「12歳以下」が並ぶ
銀山荘の予約ページには、子どもの線が2本引かれています。温泉街の食堂で使える利用券が大人に付く申し込み方には、「小学生以下のお子様にはついておりません」という一行があります。子ども向けの特典が付く申し込み方のほうには、「12歳以下のお子様がご一緒のファミリー利用で特典が付きます」という一行が入っています。
学年で切る線と年齢で切る線が、同じ宿に同居しているわけです。上の子が小学校の高学年なら、どちらの線でどちら側になるかを申し込む前に確かめておくと、当日に食い違いません。
予約画面に出てくる区分は、宿が決めた線ではない
予約画面には「小学生 高学年」「幼児 食事・布団付」といった区分が並びます。これは予約サイトに共通の様式で、どの宿の画面にも同じ区分が出ます。宿が決めた線は、そこではなく注意事項や宿のよくある質問のほうにあります。
画面の区分をそのまま宿の規定と読まずに、注意事項まで開いてから申し込むと、現地で条件が違うことになりません。
食物アレルギーの対応について、宿が書いていること
食べられないものがある子を連れるなら、宿を決める前に読んでおきたい一行があります。銀山荘と古勢起屋別館の予約ページには、同じ文が載っています。
大変残念ではございますが、当館では食物アレルギーの対応ができませんので、食物アレルギーをお持ちのお客様にもお食事を提供しておりません。
楽天トラベル「条件・注意事項」(銀山温泉 仙峡の宿 銀山荘)
同じ欄には、アレルゲンを隔離する調理スペースがないこと、専用の調理人がいないことなど、対応できない理由も並んでいます。旅館松本は「アレルギー対応はできません。また食材の変更にも対応ができません。」と書いています。古山閣も「当館ではアレルギーや苦手な食材への個別対応は承っておりません。」という一行を置いています。
食べ物の好き嫌いについては、前日までに申し出れば代わりの料理を用意するという案内が、同じ欄の別の行にあります。アレルギーの対応とは別に置かれたものです。
藤屋については、同じ欄に食物アレルギーの記載が見つかりません。対応するとも、しないとも書かれていないので、電話で相談するときに、食べられないものを一緒に伝えておくと、当日の食事で困りません。
5軒を1軒ずつ|子どもの数え方と、風呂の形で見る
ここからは1軒ずつ、どこから近いか・子どもの数え方・風呂の順に紹介します。子どもの条件が書かれている宿から並べ、最後に上の子の学年で候補になる2軒を置きました。
1. 銀山温泉 仙峡の宿 銀山荘|露天風呂と岩盤浴、立ち湯は子ども不可
銀山温泉 仙峡の宿 銀山荘は、銀山川に沿って立つ、露天風呂と岩盤浴のある宿です。客室は純和風の造りで、全室が川側を向いています。館内にはラウンジとレストランがあり、ラウンジのコーヒーはセルフで飲めます。JRで向かう場合は送迎があり、予約が必要です。
子どもの数え方は、前の節で引いたとおり布団のほうに出ます。添い寝なら家族4名で使える寝室がある反面、その部屋に布団は足せません。予約のときに部屋タイプを選ぶ段階で、寝る形が決まる宿です。
風呂は大浴場と露天風呂で、寝湯と立ち湯もあります。公式のお知らせには「立ち湯(深さ115センチ)は、お子様のご利用は不可となります。」とあり、深さが数字で示されています。このお知らせで不可と書かれているのは、立ち湯だけです。食事は朝夕とも館内で、場所の希望は受けていません。朝食は和定食かセミビュッフェです。ベッドの部屋に下の子を寝かせるつもりなら、布団を足せない部屋があると知ったうえで部屋タイプを選ぶと、当日に寝る場所で困りません。
| どこから近いか | 尾花沢市内から車で30分 |
|---|---|
| 子どもの数え方 | 添い寝で利用可・布団の追加が不可の部屋あり |
| 宿の風呂 | 大浴場・露天風呂・岩盤浴・立ち湯は子ども不可 |
| 予約の前に確かめたいこと | その部屋に子どもの布団を足せるか |
2. 銀山温泉 旅館松本|寝具が1つの部屋と、18時からの夕食
銀山温泉 旅館松本は、温泉街の中心にある家族経営の小規模な宿です。風呂は源泉かけ流しの内湯で、同時に入れるのは3〜4名。夕食は2名なら部屋食か個室、3名以上は会食場で、朝食は大広間です。連泊はできず、週に2日ほど不定期の休館日があります。大石田駅からは予約制の送迎があり、迎えは駅を15時45分、送りは宿を9時45分に出ます。
子どもの数え方は、寝具の数で書かれています。
寝具が必要なお子様については、予約サイトにて選択できるお部屋のみお子様の同行が可能です。
銀山温泉 旅館松本 公式サイト「よくあるご質問」
402号室、502号室以外のお部屋にご用意可能なお子様の寝具は1つのみです。
つまり、下の子が2人いて2人とも布団が必要なら、選べる部屋が限られます。定員を超える場合は予約を断ることもあると同じ欄に書かれているので、部屋の定員と子どもの人数を並べて見るのが先です。
食事の時間も決まっています。夕食は18時から18時30分の提供で、遅い時間への変更はできません。朝食は7時30分からです。小学生には子ども向けの食事が出ますが、幼児用のお子様ランチと離乳食の用意はありません。ベビーベッドや電子レンジ、ウォーターサーバーもないので、離乳食は持参する前提で荷物を組みます。夕食の時刻に間に合う列車とバスを先に決めてから予約すると、到着してすぐ食卓に着けます。
尾花沢市のふるさと納税の宿泊補助券について、旅館松本は使い方を公式サイトのよくある質問に載せています。
はい、尾花沢市のふるさと納税「宿泊補助券」が利用可能です。ホームページから通常通り予約・クレジットカード決済を行い、当日フロントに補助券を提出することで、後日クレジットカードへ補助分の払戻しが行われます。
銀山温泉 旅館松本 公式サイト「よくあるご質問」
いっぽう予約サイトのプラン本文には、楽天トラベルとじゃらんを経由した予約では補助券を利用いただけないと書かれています。補助券を持っているなら、宿のホームページから申し込むのが確実です。補助券を使わないなら、予約サイトからでも同じ宿に泊まれます。
| どこから近いか | 大石田駅からバスで40分 |
|---|---|
| 子どもの数え方 | 寝具が要る子は部屋タイプで決まる |
| 宿の風呂 | 源泉かけ流しの内湯・一度に3〜4名 |
| 予約の前に確かめたいこと | 予約する部屋で子どもの寝具が足せるか |
3. 銀山温泉 古勢起屋別館|内湯は2つ、男女入れ替えで使う
銀山温泉 古勢起屋別館は、温泉街のほぼ中央にある宿です。川側は書院造の和室、山側は和洋室で、2016年に改装した部屋もあります。内湯は「ほっこりのちか湯」と「ぬっくりの金太郎湯」の2つで、男女が時間で入れ替わります。食事は朝夕とも食事処で、夕食は地元の食材を使った和会席です。
古勢起屋別館の宿泊者は、姉妹館の銀山荘の露天風呂も使えます。移動の方法や使える時間、子どもの扱いまで書いた案内は見つからないので、露天風呂を目当てにするなら予約のときに聞いておくのが確実です。
子どもについて書いた記載は、公式サイトと予約ページのどちらにも見つかりません。「制限がない」という意味にはならないので、下の子を連れるなら、寝具と食事の扱いを予約の前に宿へ聞いておくと、部屋の準備が合います。予約ページには最終チェックインが24時と出ていますが、姉妹館の2館は18時と19時です。遅く着く見込みなら、申し込むときに締め切りの時刻も確かめておきましょう。
| どこから近いか | 尾花沢市内から車で30分 |
|---|---|
| 子どもの数え方 | 公式・予約ページに記載が見つからない |
| 宿の風呂 | 内湯2つ・男女入れ替え制 |
| 予約の前に確かめたいこと | 子どもの寝具と食事の扱い |
4. 銀山温泉 伝統の宿 古山閣|小学生から泊まれる、予約なしで入れる貸切風呂
銀山温泉 伝統の宿 古山閣は、温泉街に面した本館と、イタリア料理を出す新館がある宿です。本館の客室は二間続きの街並側和室、街並側和室、山側和室から選べます。風呂は本館1階に男女別の内風呂、1階と3階に貸切風呂があり、貸切風呂は予約なしで空いているときに入れます。送迎バスは大石田駅を13時30分と15時30分に出ます。乗るには事前の予約が必要です。
この宿には、子どもの線が2つ書かれています。
未就学のお子様のご宿泊はご遠慮いただいております。
楽天トラベル「条件・注意事項」(銀山温泉 伝統の宿 古山閣)
別館 オーベルジュ クラノバは小学校高学年以上からのご宿泊をお願いしております。
宿全体が小学生から、別館はさらに小学校高学年からという書き方です。申し込み方によっては、別の言い方も出てきます。新館の洋室の欄には「小学校低学年以下のお子様のご宿泊はご遠慮いただいております。」という一行があります。呼び名も「別館 オーベルジュ クラノバ」と「新館オーベルジュ 洋室」に分かれています。上の子を洋室に泊めたいなら、どちらの線が当たるかを宿に聞くのが早いです。
朝食は和食で、新館の洋室に泊まる場合はレストランでの食事になります。入湯税の扱いは、公式サイトが宿泊料金に含むと書き、予約ページのほうは別途必要としています。どちらになるかを精算のときに確かめておくと、フロントで迷いません。
| どこから近いか | 大石田駅からバスで35分 |
|---|---|
| 子どもの数え方 | 本館は小学生から・別館は小学校高学年から |
| 宿の風呂 | 男女別の内風呂と貸切風呂(予約不要) |
| 予約の前に確かめたいこと | 入湯税が宿泊料金に含まれるか |
5. 銀山温泉 旅館藤屋|5つの貸切風呂を24時間、子どもは事前に電話で相談
銀山温泉 旅館藤屋は、8室すべてが銀山川に面した小さな宿です。客室からは温泉街の街並みが見えます。風呂は「ひばのお風呂」「地下のお風呂」「石風呂」「竹のお風呂」「半露天風呂」の5つで、すべて貸切。24時間、好きな時間に好きなだけ入れます。食事は夕食も朝食も部屋食です。
子どもについては、公式サイトに一行があります。前の節で引いたとおり、寝具の都合で受けられないことがあるという書き方で、事前の電話相談をお願いする形です。「ことがございます」という言い方なので、部屋と寝具の都合で変わります。下の子を連れて泊まりたいなら、申し込む前に電話で相談すると、寝具を用意できるかどうかが分かります。
チェックインは原則15時から、最終は夕食の準備があるため18時まで。門限は22時です。温泉街は日没の1時間ほど前から薄暗くなり、夕暮れの頃にガス灯へ火が入ります。ガス灯の時間に散歩するなら、夕食の前か後かを決めてから宿を出ると、子どもを急がせずに済みます。
| どこから近いか | 大石田駅から車で30分ほど |
|---|---|
| 子どもの数え方 | 寝具の都合により事前に電話で相談 |
| 宿の風呂 | 貸切風呂5つ・24時間利用 |
| 予約の前に確かめたいこと | 子どもの寝具を用意できるか |
予約の前に知っておくこと|検索に出るのに、一覧に入れられなかった宿
銀山温泉の宿を検索すると、この一覧に入っていない宿の名前も出てきます。理由は宿ごとに違うので、2つに分けて並べます。銀山温泉の公式サイトの宿一覧には、ここに挙げた宿のほかにも名前が並びます。
面によって書いてあることが違う2軒
本館古勢起屋は、公式サイトに2026年8月25日付で「【お子様の受入れについてのお知らせ】」が出ています。
このたび、当館では、すべてのお客様に静かで落ち着いた時間をお過ごしいただけるよう、小学生および未就学のお子様の受入をご遠慮させていただきます。
本館古勢起屋 公式サイト「【お子様の受入れについてのお知らせ】」(2026年8月25日)
いっぽう同じ公式サイトのよくある質問には、「全部屋定員は大人2名となっておりますが、寝具なし(添い寝)でお子様2名までお泊りいただけます」が残っています。予約サイトのプラン本文にも「幼児のお食事はお子様用のお食事となります」という一行があります。日付が入っているのはお知らせだけで、よくある質問とプラン本文には日付がありません。面によって書いてあることが違うので、この記事の一覧には入れていません。小学生以下の子を連れるなら、この宿は予約の前に電話で確かめておくと、当日の受付で迷いません。
旅籠いとうやは、予約サイトの条件・注意事項に申し込みの範囲を書いています。
最大1泊までの受付になります。 連泊、仮予約、お子様のご予約はお受けしておりません。
楽天トラベル「条件・注意事項」(旅籠いとうや)
1階に内湯、2階に雪見風呂があり、どちらも貸切で使う宿です。この宿に子どもを連れて泊まりたいなら、条件・注意事項を読んでから宿へ確かめると、行き違いが起きません。
予約サイトから申し込めない4軒
温泉街には、予約サイトからは申し込めない宿もあります。子どもの話ではなく、申し込み方の話です。永澤平八は、予約サイトのプラン一覧に「現在、新規予約申し込みを受け付けておりません。」と出ます。申し込みの入口は電話です。
※ご予約は、3か月前の1日から、電話にて午前9:00頃より受付開始になります。
旅館 永澤平八 公式サイト
瀧見舘、やなだ屋、能登屋旅館は、プラン一覧に「予約可能なプランがありません」と表示されます。どれも温泉街に実在する宿です。この4軒が気になるなら、予約サイトの一覧ではなく宿の公式の案内を先に見ておくと、空きがあるかどうかの当たりがつきます。
車で向かうなら、駐車場は温泉街の手前|9時から21時の規制と送迎
銀山温泉は、温泉街への車の乗り入れに制限があります。決めているのは尾花沢市の商工観光課で、位置づけは実証実験です。市がまとめた結果報告では、令和7年度(2025年から2026年の冬)の対象者に「自家用車(レンタカーを含む)、貸切バス等で来訪した日帰り客」が挙がっていました。実施時間帯は「午前9時~午後9時まで」でした。
宿泊で向かう場合は、宿の駐車場に入れて、そこから送迎の車に乗り換える案内が出ています。
銀山荘・古勢起屋専用の無料駐車場を完備しております。(銀山荘より約200m、銀山温泉街より約600m程手前にございます)駐車場に直接お車で入っていただき、ご到着の旨お電話ください。温泉街までの送迎車でお迎えに伺います。
銀山温泉 仙峡の宿 銀山荘 公式サイト「交通アクセス」
駐車場の場所は宿によって違います。旅館松本は無料の駐車場が2か所あり、第1駐車場からは徒歩1分、第2駐車場からは徒歩3分ほど。古山閣は旅館街の手前、坂道の途中に専用駐車場があります。旅館松本は、規制の通り方まで公式サイトのよくある質問に書いています。
オーバーツーリズム解消、事故防止のため、温泉街への車での乗り入れに制限がかかる場合があります。特に冬期間12月から3月末、日本の祝日、連休になる場合に制限があります。途中の「大正ろまん館」でガードマンが規制を行います。当館にご予約のお客様は、ガードマンに宿泊施設名「旅館松本」と予約者名をお伝えください。
銀山温泉 旅館松本 公式サイト「よくあるご質問」
2026年から2027年の冬の条件は、2026年9月の時点ではまだ公表されていません。同じ結果報告には「将来的には、マイカー規制の対象者や対象期間を拡大することも視野に」という一文もあります。旅程を決める前に、銀山温泉の公式サイトのお知らせでその冬の案内を見ておくと、駐車場と送迎の段取りがつきます。
冬の道は、宿の案内と県の情報の両方を見る
宮城県側から国道347号で向かう場合は、宿と県で書いてあることが違います。宿は鍋越峠が冬期に通行止めになると案内し、迂回路まで示しています。いっぽう山形県の道路情報のページと通行規制の一覧には、この区間に冬期閉鎖の記載がありません。同じ一覧では、県道29号など他の路線に「冬期閉鎖区間含む」が付いています。出発の前に山形県の道路情報で当日の規制を見て、迷ったら宿の案内の迂回路を通るのが安全です。
村山市から入る県道29号(背あぶり峠)のほうは、県の一覧が4トンを超える車の通行止めと冬期閉鎖区間を示しています。宿と組合も「決して通行しないで下さい」と書いているので、こちらは通らない前提で経路を組みます。
雪の季節は、キャスター付きのスーツケースを宿が勧めていない
冬に歩く道については、旅籠いとうやが公式サイトのお知らせに注意を置いています。
バスをご利用の方は徒歩約10分です。雪の季節は大変足元が悪いため、スニ-カ-やヒール、キャスタ-付きのスーツケ-スはお勧めいたしません。雪の日は坂道で雪が付いて進めなくなりますのでご検討ください。
旅籠いとうや 公式サイト「駐車場のご案内と雪の季節のバス利用のご案内」(2026年1月3日)
ベビーカーを押して温泉街を歩けるかどうかは、宿・市・組合のどの案内にも出てきません。下の子がまだ歩けないなら、抱っこひもを前提に荷物をまとめておくと、雪の日でも動けます。
路線バスは、規制の対象から外れている
大石田駅から温泉街へは、はながさバスの路線バスが通っています。同社は、規制との関係を公式サイトに1行で置いています。
*当社はチケット制(入場規制)の対象除外の【路線バス】ですのでチケットは不要です*
有限会社はながさバス 公式サイト
時刻表に出ている運賃は大人1名の片道で、小人と障がい者は半額です。運賃は現金のみで、ICカードは使えません。時刻表には有効期間があるので、公共交通で向かうなら、出かける前に最新の時刻表で便を確かめると、帰りの最終に間に合います。
入湯税は3段階、共同浴場は「12才以下」|同じ「12」が逆を向く
銀山温泉の宿では、宿泊料金とは別に入湯税がかかります。税率は、尾花沢市の条例に3つ並んでいます。
(入湯税の税率)第125条 入湯税の税率は、 次の各号 に掲げる額とする。
尾花沢市税条例 第125条
(1) 宿泊した入湯客 1人1泊について 150円
(2) 日帰りした入湯客 1人について 75円
(3) 宿泊した自炊入湯客 1人1泊について 75円
同じ条例には、課税を免除する人の号もあります。
(入湯税の課税免除)第124条 次に掲げる者に対しては、入湯税を課さない。
尾花沢市税条例 第124条
(1) 年齢12歳未満の者
予約ページの注意事項には1人あたりの額だけが並び、年齢の線までは出てきません。旅館松本だけが、公式サイトのよくある質問で「大人のみ」と書き分けています。徴収するのは宿の側です。下の子のぶんが精算に乗るかどうかは、チェックインのときに宿へ聞いておくと、財布を出す前に分かります。
尾花沢市には、宿泊税がない
銀山温泉がある尾花沢市には、宿泊税がありません。2026年9月に尾花沢市の例規集(内容現在は令和7年6月30日)を見ましたが、宿泊税の条例は見つかりませんでした。宿泊料金とは別にかかるのは入湯税だけです。
ただし、同じ県内でも市によって扱いが変わります。ほかの温泉地と組み合わせて泊まるなら、泊まる市ごとに税を見ておくと、精算のときに驚きません。
共同浴場は「12才以下」、条例は「年齢12歳未満」
温泉街の共同浴場にも、子どもの線があります。組合の案内では、大湯(かじか湯)が「1人300円(12才以下、温泉街の宿泊者は無料)」で、8時から20時まで。市の案内では、しろがね湯が「大人 500円/小学生以下 200円」です。年齢で切る場所と学年で切る場所があり、年齢で切るところでも「12才以下」と「12歳未満」で向きが違います。
しろがね湯の時間は、市の案内が「お問い合わせください。」としているので、出かける前に確かめる必要があります。温泉街の奥にある貸切の家族風呂「おもかげ湯」は、市の案内が「(※現在休止中)」、組合の案内は受付の方法を載せたままです。12歳前後の子がいるなら、宿と共同浴場のそれぞれで、その子がどちら側かを先に聞いておくと、入口で止まりません。
2026年9月29日時点で、これから変わるもの
銀山温泉は、冬の条件が秋のうちに決まる温泉地です。まだ出ていないものと、11月と12月で切り替わるものを並べます。
冬の規制とバスの案内は、まだ出ていない
2026年から2027年の冬のマイカー規制、大正ろまん館から温泉街へのシャトルバスの運賃、組合のバスツアーの条件は、いずれも2026年9月の時点では公表されていません。前の冬は、2025年10月11日、10月16日、10月31日の3回に分けて組合のお知らせが出ました。前の冬にあった時間帯別の運賃や、列に並ばずに乗れる事前予約の仕組みも、次の冬の条件は出ていません。
路線バスの時刻表も、いま出ているものは2026年10月24日までの期間です。その先のダイヤと、冬だけ走る直行便の時刻も公表されていません。冬に行くなら、旅程を決める前に銀山温泉のお知らせとバス会社の時刻表を続けて見ると、往復の足が決まります。
国道347号に、2026年10月30日まで工事の区間がある
国道347号の尾花沢市大字二藤袋地内では、2026年10月30日まで舗装補修の工事があり、8時30分から17時までは片側交互通行になります。二藤袋は、大石田駅から銀山温泉へ向かう路線バスの停留所名です。この時間帯に通るなら、到着の時刻に余裕を持たせておくと、夕食や送迎の時間に遅れません。
11月から、開く時刻と休みが変わる
尾花沢市の芭蕉、清風歴史資料館は、開館時間が3月から10月は9時から16時30分、11月から2月は9時30分から16時30分です。休館日は毎週水曜日と、12月28日から1月4日まで。入館料は中学生以下が無料で、区分は大人・学生・中学生以下の3つです。高校生という語は料金表に出てきません。
温泉街の入口にある上の畑焼陶芸センターでは、絵付けや陶芸を体験できます(要予約)。伊豆こけし工房には、赤ちゃんの身長と体重に合わせて作る「誕生こけし」があり、こけしの絵付けやこまづくりも体験できます(要予約)。定休日の欄には「4月~11月は無休」とあり、12月以降の記載はありません。11月以降に回るなら、資料館は9時30分から、工房は開いているかを電話で確かめてから向かうと、閉まった扉の前に立つことになりません。
冬に入れなくなる場所がある
坑道と散策路は、冬に入れません。組合の散策ページには「初雪からみどりの日(山開き)までの期間は、足場が悪くなり坑道方面への入山ができません」とあります。旅籠いとうやのお知らせにも、冬季間は雪のため銀鉱道や周辺の散策道が使えず、温泉街のみになるという一文があります。
季節とは別に、尾花沢市の観光ページには銀坑洞の期間の欄に「安全確認のため当面の間、閉鎖中」とあります。一方、組合の散策ページには銀鉱洞を見学する案内が残ったままです。坑道や滝の散策を目当てにするなら、出かける前に開いているかを確かめておくと、行ってから引き返さずに済みます。温泉街のなかを歩くだけなら、白銀橋のたもとにある休憩スペース「ねまる座」と、無料の和楽足湯が通年で使えます。
あわせて読みたい
入湯税の免除が、年齢ではなく学年で切れる市もあります。玉造温泉のある松江市では、免除の線が小学生以下です。

尾花沢市と同じ「年齢12歳未満」という書き方の市もあります。境港では、切符のほうが学年をまぜて子どもを数えます。

同じ東北でも、子どものぶんの宿泊税が年齢ではなく金額で決まる市があります。鳴子温泉郷の宿はこちらです。

年齢と学年のどちらで切られるかは、温泉地ごとに変わります。宇奈月温泉では、乗るものと施設で線が分かれます。

出典: 尾花沢市税条例(入湯税 第124条・第125条)/尾花沢市 例規集/尾花沢市 商工観光課「銀山温泉におけるマイカー規制等実証実験 結果報告」(令和8年3月31日)/尾花沢市「観光地>銀山温泉」/尾花沢市「芭蕉、清風歴史資料館」/山形県「山形県の通行規制情報」/山形県「一般国道347号 鍋越峠 道路情報」/銀山温泉公式サイト/有限会社はながさバス/各宿公式サイト/楽天トラベル。2026年9月29日に確認しました。






